表参道高校合唱部！〜現れた光〜2

〜73〜 ページ28

〜翌日 昼休み 部室にて〜


あれから宮崎くんの退部の件も廃止になり、

いつも通りの日常が戻ってきた


学校は文化祭シーズンに突入していた

合唱部からもステージで歌いたいねーと話していたところ



真琴「え！？合唱できないの！？」


優里亜「文化祭なのに？」


美子「出し物の申請は1学期中に出さなきゃいけなかったから…」


部長「あの頃はまだ廃部の危機があったんだよ」


優里亜「けど合唱ができないなんてガッカリだよ」


桜庭「合唱部、文化祭参加できねぇのかよ」


「え？合唱、できないの！？」


成実「聞いてなかったの？」


「他事考えてました…。」


アンドリュー「ママ、合唱部の発表楽しみにしてたのに…」


桜庭「ママ？」


優里亜「Aの家は誰か来ないの？」


「多分、来れないと思うな」


優里亜「真琴は？」


真琴「うちも難しいかな」


里奈「せめてクラスの出し物で合唱できないのかな？」


部長「無理でしょ。」


〜


〜HR〜


風香「ってことで、チョーイケてるメイドカフェをやろうと思います！」

ほのか「成功間違えなし！」


学級委員「他に案はありますか？」

真琴「はい！合唱やりたいです」

風香「はぁ？何言ってんの」

ほのか「合唱なんてやる人なんかいないじゃん」

桜庭「いいじゃね？合唱やろうぜ」

風香「合唱なんて誰も興味ないの」


快人「みんながそう思ってるとは限らないだろ？」

風香「はぁ？」


瀬山「じゃあ、みんなの意見を聞いてみたらどうかしら」


多数決を行った結果、合唱には12票しか入らなかった



学級委員「ということでメイドカフェに決まりました」


ほのか「イェーイ！！」

風香「拍手〜！」


風香「はーい！じゃあ役割分担を発表します！」


アンドリュー「事前の準備ほとんど合唱部じゃん」


美子「文化祭の出し物の中にプロデューサーなんて必要？」


風香「全体を管理する人必要でしょ？」


部長「なんで俺らは女装しなきゃなんないんだよ」


ほのか「その方がウケるじゃん 笑」


桜庭「ふざけんなよ！誰かやりたい女子いねーのかよ」


キーンコーンカーンコーン


タイミングが悪く、終礼のチャイムがなってしまった



風香「雑用係の人、お仕事よろしくね〜」



合唱部のみんなは雑用のことをスルーして部室の方へ行ってしまった



私も鞄を持って教室から出ようとした時、



快人「A。ちょっといいか？」


「う、うん」


快人くんに呼び止められた

〜74〜→←〜72〜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す