表参道高校合唱部！〜現れた光〜2

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〜翌日 放課後 音楽室〜




里奈「セクシュアリティーとは」


成実「セクシュアリティーって？」



今日は合唱をするのではなく、
音楽室の椅子に座って宮崎くんの精神状態についてみんなで勉強をすることになった



「広い意味では、人間の性のあり方を意味する。

狭い意味では、恋愛や性的な興味の対象がどのような性別に向くかを意味する「性的指向」や、自分自身がどのような性別だと思うのかを意味する。

「性自認」などを示す言葉として使われる。 性的指向には、異性愛、同性愛、両性愛などがある。

組み合わせは全部で8通り


とこちらの本が言っております。」



みんな本と睨めっこしながら疑問に思ったことを本を読んで答え合わせをする



優里亜「いろんな人がいるんだね」


快人「あ、法律上だと体の性は2つだけなんだけどな」


成実「なんかわからないことだらけだな…」


真琴「宮崎くんはその中のどこにいるんだろう？」


アンドリュー「っていうかだんだん自分も心の性がわかんなくなってきた…」


部長「まずは知ることで、あいつの気持ちがわかるかもって勉強始めたはいいけど単純なことじゃないな」


優里亜「んー…複雑」


有明「別に複雑じゃねーだろ。」


成実「有明先生。」


有明「お前らもっとシンプルに考えろ。
お前らだって人を好きになったことぐらいあるだろ？
宮崎が好きになったのはたまたま桜庭だった。

それだけのことだ。


人を好きになった。気持ちを伝えた、そしたらフラれた

お前らだって似たような経験したことあるんじゃねーのか？


大事なのは、そのあとなんじゃねーのか？」




美子「そっか。」


里奈「ん？」


美子「私もフラれたことは苦しかったけど、でも今、平気でいられるのは…廉太郎が逃げずに受け止めてくれてたから」


アンドリュー「どうする？部長」


部長「やっぱり、今のアレンジのままでいこう」


「うん、そうしよ！」


快人「俺も賛成」


真琴「そうと決まれば練習だ！」

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