表参道高校合唱部！〜現れた光〜2

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〜放課後 スタジオ〜



私たちは例の 神島カナ さんに会うためにレコーディングスタジオに来ている




有明「失礼します。おい、ほら入れ」


と言われるが、私たちはドアの前で固まって立ちすくんでいる



有明「お前ら緊張しすぎだよ」


宮崎「だってあの神島カナに会えるんですよ？」


有明「ほら、行くぞ！失礼しまーす」




？「もうふざけないでよ！！」



入った瞬間、怒っている声がした。


すごい髪型の人…横は編み込みで上で一つにまとめていて、服装は…オシャレ


その人こそ、“ 神島 カナ ”さん




カナ「…誰？」


有明「あの…我々、表参道高校合唱部の者でして…私、顧問の鈴木有明です。」



カナ「ハーァ…大曽根先生も随分でかい男を後任したんだね？」



有明「あ、はい。おい、入れ入れ」



私たちは出入り口のところで突っ立っていた


有明「入れ入れ」


カナ「…何してるの？」


真琴「え？」


カナ「歌いなさいよ！…そのためにいらしたんですよね？」


有明「気に入った！！…その強気な態度、タイプです。」



もう、この先生は何を言ってるんだか…。



有明「おい、お前ら整列しろ！ほら歌うぞ！！3！2！」


「うわっ！？」


みんなが一斉に本人の前に行くけれど、
ドアの敷居につまづいてしまい前に倒れそうになったが誰かの腕が自分のお腹に回り、支えてくれた



快人「大丈夫か？」

「う、うん。」



快人くんが自分の顔の方を見ると至近距離になり、

すぐに顔を逸らした



有明「我が合唱部の歌声、お聞かせいたしましょう」


前を向いてとにかく今は歌に集中させた


『ルールルルールールルルー…』



本人の前で歌っている私たち、

何を言われるかが怖く、怯えながら歌っていた



『ルールルールルルー「うぁ！！ストップ！」


カナ「嘘くさい！出直してきて？」



カツッカツッっとヒールの音を鳴らしながらその場を去ろうとするカナさんを



真琴「ちょっと待ってください」



真琴が止めた




真琴「「嘘くさい」ってどうゆう意味ですか？」


カナ「なんかね、いい子ぶってて気持ち悪いの」


有明「いい子ぶってて気持ち悪いか…面白い。でもね、あなたに言われっぱなしのあいつらじゃない。きっと満足いくようにしてみせますよ？」


カナ「そう？それは楽しみですこと。フッ」


有明「よし、ってことで、お前ら…頑張れ！」


全員『え！？』

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