表参道高校合唱部！〜現れた光〜2

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〜本番前日 夕方〜




有明「よーし。お前ら、注目！

いよいよ明日が本番だ。
お前達が「ハナミズキ」を選んだ理由はなんだ？」



有明「聴きやすいメロディー

伝わりやすい歌詞

そして何より、気持ちを込めて歌えることだ

きっと夏目にも伝わることだ」


全員『はい！』


〜


〜翌朝〜



staff「では表参道高校合唱部の皆様。

スタンバイお願いします」



部長「じゃあ行こうか」




その言葉にみんなの顔が強ばり、

コンクール本番前の緊張感が漂っていた




「ちょっと待って！10秒ジャンプ」



私が言った瞬間、全員がその場で飛び始め

みんなの顔が徐々に自信に満ち溢れた顔に変わっていった




そして、ついにこの時が来た




アナウンス「続いては、表参道高校です」



部長「よし。快人に想いを届けよう」





♪〜




『空を押し上げて 手を伸ばす君 五月のこと

どうか来てほしい 水際まで来てほしい』




どうか、どうか私の想いが届きますように



と心を込めて歌った


〜


アナウンス「ただいまから公立高校の結果発表の部を始めます。


まずは銅賞の学校から発表させていただきます」



心臓が飛び出してしまうのではないかと緊張する時

この感覚は久々な感じ。




アナウンス「日本音楽大学付属高等学校」


〈イェーイ！！！！〉


アナウンス「丸の内高校」


〈よっしゃー！！〉


アナウンス「大和高校」


〈イェーイ！！〉



アナウンス「続いて、銀賞の発表です。

妻夫木中野高校」

〈キャーーー！！〉


アナウンス「府中北高校」

〈キャーーー！！！〉



アナウンス「いよいよ、金賞の発表です。」





みんなが私たち、表参道高校合唱部が金賞であっていてほしいと願った瞬間だった

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