表参道高校合唱部！〜現れた光〜2

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ー昼ご飯ー




校長「はい、これ回してー」


桜庭「ありがとうございますー」




ガシャッ！！




全員『うわっ！？』





また朝のように物が落ちたり、

椅子が動き出した


これは幽霊のせいとかではなく、

全て私たちがやっていた



見えない糸を引いたりして

物を落としたりしていたのだ




「え！？怖い！！」

真琴「怖いよ！！！」


里奈「もう何！？」


アンドリュー「もう、何だよー…」




そしてこの反応も演技

だけれど校長先生は驚きもしなかった





校長「ふふっ」



手紙を拾った校長先生は笑っていた




校長「幽霊の正体は貴方達ね？」




「え？いや、、」


真琴「違いますよー？」




校長「ごめんね？心配させたみたいで…

でもね？歌わないってこと自分で決めたことなの。

1番大切な歌ほど、私はあの人に酷いことをしたと思っている1人呼ばわりかもしれないけど…

私の好きにさせて？」



『心の瞳でー…君を見つめれば…』



その時、上から男性が歌っているような歌声が聞こえた



真琴「え？…誰？」




校長先生は走り出し、ある部屋に向かい、

機械に近づいていた


その機械からはさっき聞こえていた

男性の歌声がした




真琴「これは…？」


校長「夫の声よ。懐かしい…入院する直前に私のために歌ってくれたの」




相葉「でも何でテープがいきなり再生されたんだ？」

アンドリュー「真琴？」

真琴「違う違う！」


里奈「いや、あんたしかいないから？」

真琴「私、何もやってない！」




校長「香川さんじゃないわ。だってこのテープ、何度も何度も聴いていて、とっくに伸び切ってるんだもの」


真琴「だったら誰が……」



桜庭「やっぱり幽霊が？」

里奈「え。やめてよ！怖いから！」

快人「シーッ」




快人くんの合図でみんながそーっとその部屋から出た

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