表参道高校合唱部！〜現れた光〜2

〜46〜 (2022.07.18 UP!!) ページ1

〜外にて〜





有明「イチニーイチニ！」


真琴「合唱！」


有明「ニイニ！」


全員『合唱！』


有明「もっと声出せ！！」


全員『合唱！！』




朝食を食べてから外に出て、

全員でランニングをしていた



激しい運動はよくないと教えてくれた快人くんには危険な行動だけれど、


みんなには秘密にしているため、なるべく身体に負荷がかからないようにジョギングをしていた




「ふぅー…ゴール！！」


成実「疲れた…」


「本当だよ…朝からって」



真琴「暑いー！！！」





自分がゴールしたところで、後ろを振り向き、

快人くんの様子を見たが辛そうな気配はなかった




校長「あ、お帰りなさいー」




ジョギングのゴールが合宿所になっており、

休憩がてら昼食の時間になった




真琴「ただいまー！！お腹空いたー」

里奈「お昼何ですかー？」


校長「もう支度出来てるわよー」

真琴「やったー！！」



〜



お昼ご飯を食べる前

私たちはひとつの部屋に集まってあることをしていた



宮崎「次は何？」


真琴「最後の愛する人のとこから書いて？」

宮崎「うん」



アンドリュー「幽霊のふりをして手紙を出すって真琴らしいよな？」


相葉「いや、これ騙されないだろう普通」




校長先生の歌っている姿を1度も見たことがない私たち

校長先生が歌わない理由の1つは亡くなった旦那さんに関係していた



真琴「仕方がないじゃん！校長先生がまた歌えるために…本当はその…旦那さんに説得してほしいけど…亡くなってる訳だし」



快人「旦那さん、校長のこと恨んでなんかないと思うけど。もっと生きてほしいって、背中を押してもらって勇気が出たから治療始めたんだろ？だったら結果受けれたはずだよ。」



「それに、旦那さんは校長先生に歌ってほしいって望んでると思うな。生きている間に一緒に歌えなかった分、天国にいたとしても一緒に歌いたいって思っていると思うけどね」




これで校長先生が歌えるようになってほしいと誰もが願うことばかりだった

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