ご依頼62 〜私の家〜 ページ18
貴方「ただいまー」
ん?靴もない。部屋も暗い。
まだ、葵くんは来ていないのか?
貴方「ふぅーっ。」
私はソファに座る。私の目線は、目の前のテーブルに置いてある手紙。
思わず手に取り、中身を出す。
『 Aへ
俺と、Aが付き合ってから1年。
はやいなー、1年。
おれと1年しか書いてないけど(笑)
前にさ、トイレで告白したじゃん。
がんばったんだよ?あれでも(笑)
いっぱい思い出作れたし、
なみだを流す時もあったけど。
いろんな思い出作れてよかった。
ところで、別れ話じゃないからね!?
いい話だから!!
きらいになんなよ??
てきが、ライバルがいても。
いい意味で。
けがをしても
ないたとしても
いっしょう守るから。
やばい。
っ………。俺が泣きそうになちゃったわ!!
ぱりとか外国に行ってみたいなーとか
りっぱな大人になりたいなーとか
おれ、思ってるんだよね。
前を向いて
のびのびしながら
これからもいっしょに
とぼうよ。いろんな壁を。
がんばれなくても支えあえばいいんだよ
すごい壁も飛びこえよう。
きせきも起きるんだから。
もしかして泣いてる??
俺も、書いている途中はボロ泣き
全てが思い出だわ。
ありがと。
さて。俺の気持ち、伝わったか??
これからも一緒にいような。
葵 伝二郎より。』
貴方「うぅ……。」
気づいたら、涙が止まらなかった。
その時
バンッ!!
部屋の電気が消えた
貴方「え!?停電??」
辺りは真っ暗。
そんな時、何か触れられている感じがする。
貴方「何々!?気のせいかな…??」
すると…だんだん部屋が明るくなる
眩しくて、目を思わず瞑ってしまう
??「目、開けてよ。」
低い声が耳から聞こえた。
誰だかわからない。だけど、ゆっくりと目を開けてみる
貴方「…………葵くん…?」
目を開けた先には私の目の前で手を重ねて、跪いている葵くんがいた
髪の毛が仕事中と違うと思ったら、器用に編み込まれている
葵「手紙読んだ?」
貴方「うん。」
葵「仕掛けのところも?」
貴方「仕掛け?」
葵「手紙の最初の行。読んでみて?」
貴方「おれは…お前がいないといきていけない。…うぅ…。」
涙が目から溢れる。
葵くんは立ち上がり、目から流れる涙を親指で拭き取ってくれる
貴方「やっぱり…お前のことが…すき…。」
葵「よく読めました。」
そういいながら頭をポンポンと優しく撫でた
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あや(プロフ) - もちろん1がいいです! (2017年8月23日 0時) (レス) id: 9bac3a8048 (このIDを非表示/違反報告)
ココ(プロフ) - 1の方が良いです!これからも頑張ってください、更新待てます (2017年8月22日 11時) (レス) id: 30d480254e (このIDを非表示/違反報告)
麗華(プロフ) - 1がいいです!これからも更新頑張ってください! (2017年8月22日 9時) (レス) id: 96865ceaa9 (このIDを非表示/違反報告)
さくりゅー2(ノノ_☆)(プロフ) - 桜餅さん» ありがとうございます! (2017年5月31日 16時) (レス) id: f165f9c44e (このIDを非表示/違反報告)
桜餅(プロフ) - 面白い作品ですね。これからも、更新がんばってください (2017年5月31日 16時) (レス) id: 924118e729 (このIDを非表示/違反報告)
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