四季の扉 ページ10
珍しい…ひぐらしの声だ
「はぁ…気持のいい風」
コーヒーの匂いがする
ミンソクオッパが淹れてくれたのかな
「はい、コーヒー」
「ありがとう
ん、おいしい
やっぱり、オッパが淹れてくれたコーヒーが一番おいしい」
「ははは、ありがと」
雨だ
「夕立が降ってきた
ここに居たら濡れる
ほら、部屋に入って」
.
.
.
「十五夜の月をなんて言うかわかる？」
「知ってる、中秋の名月でしょ？」
「正解……でも、今日は月が雲に隠れてる」
「でも、ほのかな月明かりも風情があって
いいと思うな……」
「それでも、俺は満月の方が見たいな
だって」
「少し、肌寒くなってきたよね
ねぇ、中に入ろうよ」
.
.
「すごい雪……何も見えない」
「危ないから早く家に入って」
「え、聞こえない！」
ダメだ、どっちに進めばいいのかわからない
「こっちだ！」
.
.
.
「あぁ、寝ちゃったんだ、私」
「どうだった？この世界の四季は」
「すごい楽しめたよ！
……できれば、春も見たかったけど」
「ごめんな、春はちょっと準備できなかった」
「それにしても、本当にこんな季節があったの？」
「うん、俺たちが生まれるずっと前はあったみたいだよ」
「そうなんだ、信じられない
じゃあ、また来るね」
「またねA」
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椎名蜥蜴（ｖ）(プロフ) - <お気に入り登録二十一人、ニ十人突破です。……ありがとう。僕、君がヒョンに見つからないように頑張るよ> (2017年7月24日 16時) (
レス) id: 21e1d707ea (このIDを非表示/違反報告)
椎名蜥蜴（ｖ）(プロフ) - <お気に入り登録十三人、十人突破です。ありがとうございます、頑張らせていただきます。> (2017年7月12日 21時) (レス) id: 21e1d707ea (このIDを非表示/違反報告)
椎名蜥蜴（ｖ）(プロフ) - <皆様お気に入り登録七人、ありがとうございます。> (2017年7月9日 18時) (レス) id: 21e1d707ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椎名蜥蜴 | 作成日時：2017年6月16日 16時
