美容院と×××の扉 ページ8
「はぁ……はぁ……」
ここまで来れば大丈夫でしょ……
「はぁ……はぁ……助かった……
ありがとう、本当に死ぬところだったよ
怖かったぁ……
けど、よかった
何か、お礼をさせてください」
「いやいや、いいよ
お礼なんて」
「実は僕ここで美容師をしていて
お礼になるかどうかわからないけど
良ければ髪を切ってもいい？」
へぇ、ジョンデは美容師だったんだ
「じゃあ、お願いしようかな」
「はい！かしこまりました
こちらへ、どうぞ
少々お待ちください」
このイス座り心地いいな
「お待たせしました
では、まずマッサージをしますね
お顔にタオルをかけます
あぁ、肩こってますね」
うん、気持い
ふぁ……眠くなってきたな……
.
.
.
.
うぅ、気持良すぎて寝ちゃったよ
……ん？んん？
体が動かない、なにこれ
両手も動かない！
「お客サマ、当店ハ美容師ダケデハなく
歯医者もヤッテルヨ
アレれ、お客サマには虫歯ガあるヨウデスネ
先ほど助けてイタダイタお礼に虫歯の治療もシテアゲルルル
どうでショウ」
ん、何かおかしい
ルルルってなんだろう
怖いし否定しよう
「いや、間に合ってるよ」
「そうエンリョウしないデ
助けてイタダイタお礼に虫歯ヲ治療するヨヨヨ」
「いや、だから」
「治療シマスマス
kkkkkkkkkkkk
あぁ、右奥歯に虫歯ハッケエエええン
治療するヨヨヨヨ」
うわぁぁぁ！
止めて！避けなきゃ！
「痛かっタラ言ってネ
マァ、ドリルの音で聞こえナイケド！」
右だ！
「アレれレれ、右にオヤシラズガ
ンんんんン……破壊シマショウ
アぁぁ……オヤしラズってドレダッケ？
ドレも同じカ！ｋｋｋｋｋ」
左、右！
えぇ、上！
「ｋｋｋｋｋｋｋｋｋ
次ハ顔ヲ整形シマショウかねェ」
か、顔？！
顔はやばいって！
「モウ、動いちゃダメ！
チャンと治療ヲ受けてくださサササい！」
避けたドリルのおかげで利き手があいた！
ドリルを奪い取らなきゃ
「よし、取った！」
え、こいつロボットじゃん
「僕のドリルカエシテ
ゥア、お客サマカエシテかえして！」
とりあえず、顔に！
「お客サマ乱暴なマネは！
ゥワワワワｋｋｋワ」
体が動かせる、今のうちに逃げよう
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椎名蜥蜴（ｖ）(プロフ) - <お気に入り登録二十一人、ニ十人突破です。……ありがとう。僕、君がヒョンに見つからないように頑張るよ> (2017年7月24日 16時) (
レス) id: 21e1d707ea (このIDを非表示/違反報告)
椎名蜥蜴（ｖ）(プロフ) - <お気に入り登録十三人、十人突破です。ありがとうございます、頑張らせていただきます。> (2017年7月12日 21時) (レス) id: 21e1d707ea (このIDを非表示/違反報告)
椎名蜥蜴（ｖ）(プロフ) - <皆様お気に入り登録七人、ありがとうございます。> (2017年7月9日 18時) (レス) id: 21e1d707ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椎名蜥蜴 | 作成日時：2017年6月16日 16時
