教室の扉 ページ3
「それでさ、めっちゃ可愛いよな」
「おう、あの先輩いいよな
な、タオもそう思うだろ？」
「えぇ、タオは……」
タオがこっちを見てる
あ、５分前の呼令が鳴った
「じゃあな、タオ」
「またな」
「うん、またね！セフン、ルハ二ヒョン」
タオがこっちに走ってきた
「日曜日、楽しみにしてるね！」
そう笑顔で言って教室に戻って行った
「あんな笑顔なタオ、初めて見たぞ」
「う、うん」
「で、どうするんだ
日曜日デートするんだろ」
「実は、初めてなんだ。デート行くの
ほら、タオって裕福だから一般のデートがわからないらしくて……」
「あぁ、なら映画はどうだ？
いい感じになれば手を繋つげるかもな」
タオと手をつなぐ
「ちゃんと下見しておけよ」
「この前言ってた映画の話なんだけどさ
映画はダメだよ、ゾンビ映画しかやってない」
「タオは怖いもの苦手だからな
いい感じにはならないな」
「どうしよう、映画がだめなら他に何がある？」
「花火大会はどうだ」
「それ、それがいいかも」
「場所取り、頑張れよ」
「あ、A
明日のこと決まった？」
「う、うん、大体ね」
「ほんと！
楽しみだなぁ…素敵な日にしようね
２人の初めてのデートだからさ」
「おーい、タオ！」
「あ、じゃあね」
花火会場はここかな
タオはまだみたい
え、雨？
＜ご来場の皆様にお知らせいたします
本日、雨天のため花火大会は中止とさせていただきます
繰り返します、本日雨天のため……＞
どうして、どうして今日に限って雨なの
「あ、タオ……」
「Aびしょ濡れだよ、こっち来て」
「ごめんね、初デートなのに……」
「謝らないで、タオのために考えてくれたんでしょ？
ほら、早く傘に入って」
「「あ……」」
「行こう、A」
「うん」
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椎名蜥蜴（ｖ）(プロフ) - <お気に入り登録二十一人、ニ十人突破です。……ありがとう。僕、君がヒョンに見つからないように頑張るよ> (2017年7月24日 16時) (
レス) id: 21e1d707ea (このIDを非表示/違反報告)
椎名蜥蜴（ｖ）(プロフ) - <お気に入り登録十三人、十人突破です。ありがとうございます、頑張らせていただきます。> (2017年7月12日 21時) (レス) id: 21e1d707ea (このIDを非表示/違反報告)
椎名蜥蜴（ｖ）(プロフ) - <皆様お気に入り登録七人、ありがとうございます。> (2017年7月9日 18時) (レス) id: 21e1d707ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椎名蜥蜴 | 作成日時：2017年6月16日 16時
