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72話(キメツ学園) ページ24

続きー


「逃げろォオオアアア!!!」

凄いやる気だ。
そう、1人でも逃げ切ればいい。他が妨害してれば良いのだ。

「善逸!!お前が先生から10分をもぎ取るんだ!!」

村田さんが指揮を出す。

「えぇー、それはちょっと責任重大でヤダ…。」

善逸くんが駄々をこねる。
そうこうしている間に不死川先生が走ってきてしまった。

「先に行け!!」

村田さんが先陣を切ってくれる。

やはり捕まってしまい、10枚どころではないプリントを浴びせられる。
しかし、村田さんは不死川先生の手を掴んで妨害をする。

その隙に伊之助くんが頭突きを先生に食らわす。

「今のうちに逃げろてんぷらー!!」

不死川先生は作戦に気づいたようだ。

2人にありえない量のプリントを食らわし、再起不能とする。

そして一瞬のうちに善逸くんへと近づいた。

まずい、善逸くんがやられてしまう。

わたしは傘をたたみ、不死川先生へと攻撃する。

『水の呼吸、伍の型 干天の慈雨』

不死川先生は避ける。善逸くんとの距離が遠くなる。

「傘で遊ぶなァ!!」

不死川先生の反撃がくる。
わたしの役目は終わった。あとは善逸くんに任せるのみだ。

風が吹いてプリントが舞う。

それを見た善逸くんが反撃を繰り出す。

「雷の呼吸、壱ノ型 霹靂一閃 六連」

プリントを足場にして校舎にしがみついた。すごい…!


そのまま善逸くんは逃げ切った。

「やったー!」

「よっしゃぁああ!」

「うぉおおお」

みんな涙を流して喜んでいる。

『ありがとうございます。』

「いや、俺だけの力じゃ無理だったよ。みんなの力だ…!!」


教室で少人数でやる不死川先生の授業はわかりやすかった。



翌日の職員室…


「不死川、Aが普段外で遊ぶことがないから、昨日の補習楽しかった、と言っていた。ありがとう。」

と冨岡が不死川に言う。

「あァ!?補習に楽しいもこうもあるか!…まァ楽しかったならよかったよ。赤点取らないようにちゃんと勉強させろよ?」

「了解した。」

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作者名: | 作成日時:2022年3月13日 15時

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