【鬼滅の刃】鬼と人間の子【冨岡義勇】番外編 (ページ21)

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69話（キメツ学園）ページ21

続きー

そんな朝が終わり、数学の時間が来た。
今日はテストが帰ってくる。みんな怖がっているようだ。

「A、どうだった？」

授業後、カナヲちゃんが聞いてくる。

『いつも通りだったよ。』

「そっか…。いつも通りか…。」

カナヲちゃんが苦笑いをする。それもそのはず、わたしはいつも赤点をとっている。

放課後…

カナヲちゃんと一緒に補習の教室へと行く。補習をする教室は炭治郎くんたちのクラスだ。

「炭治郎！」

カナヲちゃんが炭治郎くんに声をかける。今日は一緒に帰るらしい。

カナヲちゃんたちが出て行った教室に残る善逸くんとわたし。
善逸くんも補習なのかな？

なにやら炭治郎くんへの恨みの言葉をブツブツつぶやいている。

わたしは善逸くんの隣の席に座る。

「あれ、Aちゃんは帰らないの？もしかしてAちゃんも補習…？」

わたしは頷く。

「え？！意外？！」

『数学は苦手なんです。』

「Aちゃんと一緒に補習受けれるなら嬉しい！！」

さっきまでのお通夜みたいな雰囲気が一変する。

「何点だったんですかー？」

そう聞かれたので、テストを見せる。点数は4点。

それを見た善逸くんは固まる。

(え…。この人すごい馬鹿じゃん。なのになんでこんな澄ました顔してるの？…でも女の子は少し抜けてるぐらいが可愛いよね！！)

『善逸くん…？』

「あ！いや、なんでもないよ！俺で良かったら今度教えてあげるよ！」

『ありがとうございます。』

優しいなぁ。

「あれ？善逸にA？」