【鬼滅の刃】鬼と人間の子【冨岡義勇】番外編 (ページ3)

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51話（無惨討伐後）ページ3

無惨を倒した後、鬼殺隊は解散となった。

そういえば、わたしは世話という建前のもと義勇さんの家に住んでいる。
でもそれはたぶんただの建前で、鬼の力を使えるわたしの監視が主な目的だと思う。
そしてそれはお館様からの命令で、義勇さんはやっていたと思う。

鬼殺隊がなくなった今、わたしはこの家に置いてもらえるのだろうか。
正直1人でやっていく自信はない。

そんな考えがあるため、わたしは今家の前で立ち止まっている。

なんで来た？みたいな顔されたら、たぶんもうやっていけない…。

「おい、ずっとそこでなにしてるんだ？」

『あ、あの、わたし…。』

「なんだ？今から出掛けるのか？お前がいないと色々困るんだが…。」

義勇さんは当たり前のように家に入っていく。
これは…わたしはまだここにいて良さそうだ！

「気をつけてな。」
『いえ！行きません！どこにも行かないです！』

大きな声を出したからか、義勇さんはちょっとびっくりしている。

「お、ぉぉ、そうか…。」

『今日のご飯なににしますか？』

「鮭大根がいい。」

『わかりました。』

まだまだわたしの幸せな生活は続くらしい。

少なくともあと4年は…。