61話(無惨討伐後) ページ13
続きー
今、みんなは温泉に入っている。
わたしは入っていない。
混浴だと知って義勇さんが
「うちの子にはまだ早い!!」
と、今まで聞いたことのないレベルの大声で言ってきたからだ。
日が出てるからあまり入らないほうがいいのもあるが…。
足だけなら大丈夫だろうと、足だけ温泉に浸かっている。
「悪いねー、夜一緒に入ろうか!」
と、まきをさんが言ってくれる。
『ありがとうございます。』
義勇さんは端っこでしゅんとしている。
まきをさんにつっこまれるが、動かないようだ。
「A、人前で容易に裸になるような大人になるなよ。」
すごい真面目な顔をして言われる。
確かに、温泉とはいえ少し恥ずかしいかもな。
『そんなことしませんよ。』
「え?わたしたちバカにされてます?!」
須磨さんが大きな声でわたしたちに言う。
「俺の嫁はそんなはしたなくねーぞ!!」
宇髄さんもつっこむ。
「いや、そういうわけではない。」
「じゃあ、どーゆーわけだよこのやろー!」
義勇さんたちの言い合いが始まってしまった。
言葉足らずなところは相変わらずのようだ。
やっぱりあまり変わっていないのかもしれない。
でもそういうところが義勇さんのいいところだと思う。
『ふふっ』
わたしが笑うと、みんなも笑い出した。
とても楽しい思い出になった。
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作者名:咲 | 作成日時:2022年3月13日 15時