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60話(無惨討伐後) ページ12
「よっ、お前ら。突然だが、温泉行こうぜ?」
急に誰か来たと思ったら、宇髄さんだった。
温泉?
「温泉?…いいぞ。」
義勇さんは承諾した。
「おっ、そうか。よかったぜ!Aちゃんもいいよな?」
こっちを向いてニコッと笑って言ってくる。
善逸くんからお嫁さんが3人いる人、と聞いていたが、確かにこのかっこよさなら納得だ。
「お前、白髪に赤い目とは派手でいいじゃないか!俺と似てるな!」
輝くような笑顔で言ってくる。眩しい。
「ムッ、じゃあ俺は地味なのか?」
不満そうな顔をして義勇さんが宇髄さんに問いかける。
「そうだな!派手に地味だ!!」
いい笑顔でそう言う。はっきりしている人だな。
「じゃ、明日迎えにいくから。」
そう言って帰っていった。
義勇さんはまだ不満そうな顔をしている。
『義勇さんの静かな感じ、わたし好きですよ。派手なものより安心感があります。』
「そうか…!」
少し嬉しそうな顔をしている。以前より表情の変化がわかりやすくなった気がする。
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作者名:咲 | 作成日時:2022年3月13日 15時