【鬼滅の刃】鬼と人間の子【冨岡義勇】 (ページ40)

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39話ページ40

炭治郎side

焦げくさい。

もう少し寝かせてくれ…

火事だ！

「わぁ！！」

起きると、義勇さんが刀を焼いていた。

どうやら止血をしてるらしい。

ちょっと痛そう…。

Aさんは義勇さんの隣で寝ている。

「Aさんは大丈夫そうですか？」

「あぁ。さっき一回起きた。体力を回復しているだけだ。」

禰豆子と同じ感じだろうか。
確かに、血が止まってるし、小さい怪我は治っている。

義勇さんの止血が終わり、そろそろ休憩も終わりだ。

「起きろ。」

義勇さんがAさんの頭をぽんぽん叩いている。

いや、頭怪我してるみたいだし、あんまり叩かない方が…。

『もう行くの？』

起きたようだ。少し眠そうだが、元気そうだ。

『義勇さん、刀…。』

義勇さんの刀は折れてしまっている。

『わたしの使ってください。最悪わたしは無くても大丈夫なので。』

「あぁ。わかった。ならお前はこれを使え。」

義勇さんとAさんが刀を交換する。

なんかAさん嬉しそうだな。

「行くか。」

「はい！」『はい。』

鎹鴉が案内をしてくれる。

「義勇…大丈夫カ？」

ん？頭に何か乗っている？

「寛三郎…こっちだ。」

『ふふっ』

義勇さんの鎹鴉か！

「なんかAさんが笑ってるの初めて見たかもしれません。」

『え』

(嘘！？わたしの表情筋死んでる…！？)

(大丈夫、お前の表情筋は死んでない！)