20話 ページ21
次の日、起きたら義勇さんはいなくなっていた。
昨日は迷惑をかけてしまったな。
きっと怪我で不安な気持ちになってただけだろう。
早く元気になろう。
わたしは今竈門さんたちの部屋でお話ししている。
「冨岡さんのもとで生活しているのですね!俺も冨岡さんには本当に助けてもらいました。」
義勇さんは竈門さんも助けていたのか。やっぱり優しい人だな。
「Aさんっておいくつでしたっけ?」
竈門さんがわたしに聞いた。
『16歳です。』
「そうでしたか。俺の方が1歳年下なんで、敬語じゃなくていいですよ!」
「俺は16なんで同い年ですね!俺も敬語じゃなくていいですよ!俺もタメ口にさせてもらうね!」
我妻さんは同い年だったようだ。年下かと思ってた。
『え、そうですか?でもなんか慣れないので、このままでいいです。』
「えー!別にいいのに!」
『じゃあ…炭治郎くん、善逸くんって呼ばせてもらいますね。』
「わかりました!」
「わーい!」
嬉しそうにしてくれる。すごく平和だ!
『あの、ひとつ聞いてもいいですか?』
「どうしました?」
『あっちで寝ている人はお知り合いですか?』
この部屋にはもう1人、猪の頭を被った人が寝ている。
「あぁ、伊之助か!彼は嘴平伊之助と言います。今は少し落ち込んでいて、元気になったら話してみてください。」
嘴平伊之助というのか。どんな人なのだろう。いつかお話ししてみたいな。
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作者名:咲 | 作成日時:2022年3月6日 21時