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2話 ページ3

「おい!大丈夫か?」


いつもの罵倒じゃない。誰だろうこの人。

顔を上げると、いつのまにか目の前には、黒髪の男の人が立っていた。

「聞こえているのか?」

『だれですか…あなた』

「俺は鬼殺隊の冨岡義勇だ。鬼を殺すためここに来た。」

その人はそう答えた。鬼を殺す…。ならわたしはどうなるんだろう。

『ねぇ、なら、あなたはわたしを鬼として殺すの?それとも、人として生かす?』

よくわからないような顔をしてる。
少しの時間をかけて、彼はやっと声を出した。

「それはどういうことだ?」

やはりわからなかったようだ。
少しの時間をかけて、わたしは答えた。



『わたしは鬼と人間の子です。』

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作者名: | 作成日時:2022年3月6日 21時

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