【鬼滅の刃】鬼と人間の子【冨岡義勇】 (ページ14)

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13話ページ14

わたしは蝶屋敷という場所で目を覚ました。

どうやら毒が回っていたらしい。

「おはよう。」

『おはよう、ございます。』

義勇さんがいた。安心する。

「鬼の毒にやられたらしい。少し手足が短くなってるが、安心しろ。治るらしい。」

確かにちょっと短くなってる気がする。

「胡蝶が助けてくれたらしい。礼を言っとけ。」

胡蝶さん、あの女の人のことだろうか。殺されかけたけど、助けてくれたのか。意外と優しい人なのかもしれない。

『わかりました。義勇さんも、来てくれてありがとうございます。』

「あぁ。」

「胡蝶を呼んでくる。」

そう言って義勇さんは出て行ってしまった。

初めて大きめの怪我をしてしまった。

毒なんて考えてもなかった。

もっと知識をつけなきゃな…。

わたしは父と母が言ってくれたように、人間として生きたい。まだ死にたくないと思ってしまう。

たぶんそれは義勇さんのおかげだ。