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扉を開け、出ると部屋の明かりが急に暗くなったり明るくなったりした

「んだよ、電源くらいちゃんとしろよこのおんぼろビル」

「早く行こう。レイが心配だ」

Aが先頭に歩き、後ろからザックがついていく
第一墓場に入るとまだレイチェルの姿はなかった


「…まだ戻ってきてないみたいだ」

「あいつ、どこまで行きやがったんだ」

まだレイチェルが戻ってきていないことに苛立ちを隠せない彼は壁の前でウロウロした

反対にAは彼女の事が心配で顔をしかめる

ーーまさか、ここのフロア主に?

そんな考えがよぎるが、頭をふってその考えをもみ消した

そんな時、ザックに目を向けた

彼はレイチェルとAの墓の前に立っていた


「どうした?」

「…そういや、ここだけ残しておいてすげーイライラしてたんだよな」

「…まさかお前ーー」


ガン!


「…やっぱりか」

Aは頭を抱えた

ザックは墓をまた壊し始めたのだ

彼は墓に文句を言いながらも破壊していく
ボロボロになった墓を見て、初めてのあった時の笑い声を上げた

「ヒャハハハ!これでスッキリした!」

「…レイが悲しむぞ」

「あ?アイツの入る墓はねぇよ


ーーアイツは外に出てから俺が殺すんだ」


そう言ってニヤリと笑うザック

その言葉を聞いて、Aは彼を睨みつける

「…レイは殺させない」

「…やってみろよ」

二人の間で緊張が走る

その時

バチバチ…

「ちっ、またかよ…!」

明暗を繰り返す電気は、やがて完全に消えた

「…!」

「うお!マジかよ!」

2人が狼狽える中、闇の中で声が響く



ーーこの墓荒らしーー

.

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黒リンゴ - お、面白いぃぃ! サクヤ様貴方は神ですかぁぁぁぁ((殴 煩いですね。 すみません!続き待ってます!! (2016年11月26日 15時) (レス) id: 7688b32a06 (このIDを非表示/違反報告)
フラン - 続きを・・続きを恵んでください (2015年11月26日 18時) (レス) id: b29f2ef4df (このIDを非表示/違反報告)
サクヤ(プロフ) - 進化★さん» ありがとうございます(*^_^*)Ep.2の方も更新中なので、そちらもよろしくですm(__)m (2015年10月31日 17時) (レス) id: 6a94c13df9 (このIDを非表示/違反報告)
進化★ - マジでメチャクチャ萌えました(><)特に、ザックが抱きしめてくれる所とかは、鼻からケチャップが… (2015年10月31日 17時) (レス) id: a2fedb4541 (このIDを非表示/違反報告)
殺戮の天使最高 - うわぁあああ、メッチャクチャ萌えました( ´:ω:` )2話配信されて全部見て泣いてた気持ちが少し楽になりました(´;ω;`)素晴らしい作品過ぎて評価の☆無限大につけたいぐらいです… (2015年10月13日 1時) (レス) id: d1320c0929 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サクヤ | 作成日時:2015年9月9日 20時

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