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先を進むと、開けた場所に出た
しかしただの場所ではなかった
「……お墓」
「どうりで土臭ぇと思ったぜ」
そこにあったのは沢山の墓だった
ザックとレイチェルはまだ未完成の墓に近づき調べ始める
だか、A一人だけその場を動かずにいた
お墓……？
何かが引っかかる
どうして？
こんなにも胸がざわつくの…？？
「ーーA？」
「！？」
呼ばれてハッとするA
「……大丈夫？」
「……ごめん、ちょっとボーッとしてた」
「おい、何なんだか知らねーがつったてんじゃねぇぞ」
「……レイ、何か見つけたの？」
Aはザックのことを無視しレイに話しかける
“おい！”と彼は怒っているが気にしない
「鍵を、見つけたの……保存室って書いてある」
「そう、じゃぁその保存室に行ってみようか」
と、Aはレイチェルの手を引いて保存室に向かって歩き出した
「ちっ…あの女、ぜってー殺す！」
ザックはそう吐き捨て、二人の後をついて行った
*****************
鍵を開けて、保存室に入ると冷気が漂っていてとても寒いところだった
「うー…寒い…！」
「こんなとこに何かあんのか？」
「……あの中に、何かある…」
レイチェルが冷蔵庫みたいなものに駆け寄ると、その中には書類が置いてあった
二人は彼女に近寄り、Aは書類をのぞき込む
それを読んでみると、どうやらこの建物のB3で死んだ人のものみたいだ
「この人も私やレイのようにいけにえなったんだ…」
「……そして、死んだ」
Aは顔を顰めるが、レイチェルは無表情のまま
それを見たAは俯いた
ーーホントに、表情が変わらない
最初はこんなじゃなかったのに…
「……あなたはここの事はよく知っているの？」
レイチェルがザックに問いかけると、彼は“あー…”と面倒くさいという感じに答えた
「俺もよくは知らねぇ。ここなら人を殺せるって聞いて来ただけだからな」
「ふーん…」
「てか、さっきの死体のせいで手がベトベトでクセぇ」
「えぇ…汚いなぁ…ーー奥に水が流れてるみたいだからそこで手洗えば？」
Aが少し引きながらも、奥の方を見やって提案するとザックは“おー”と言って水場の方に行く
それに後からついていく二人
「これでちったーマシだろ」
キラ……
「あ……」
ザックが手を洗い終わると、レイチェルが水の中で光るものを見つけ手を伸ばす
掴んだものはまた何処かの鍵だった
.
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黒リンゴ - お、面白いぃぃ！ サクヤ様貴方は神ですかぁぁぁぁ((殴 煩いですね。 すみません！続き待ってます！！ (2016年11月26日 15時) (
レス) id: 7688b32a06 (このIDを非表示/違反報告)
フラン - 続きを・・続きを恵んでください (2015年11月26日 18時) (レス) id: b29f2ef4df (このIDを非表示/違反報告)
サクヤ(プロフ) - 進化★さん» ありがとうございます(*^_^*)Ep.2の方も更新中なので、そちらもよろしくですm(__)m (2015年10月31日 17時) (レス) id: 6a94c13df9 (このIDを非表示/違反報告)
進化★ - マジでメチャクチャ萌えました（＞＜）特に、ザックが抱きしめてくれる所とかは、鼻からケチャップが… (2015年10月31日 17時) (レス) id: a2fedb4541 (このIDを非表示/違反報告)
殺戮の天使最高 - うわぁあああ、メッチャクチャ萌えました( ´:ω:` )２話配信されて全部見て泣いてた気持ちが少し楽になりました(´；ω；｀)素晴らしい作品過ぎて評価の☆無限大につけたいぐらいです… (2015年10月13日 1時) (レス) id: d1320c0929 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクヤ | 作成日時：2015年9月9日 20時
