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Aは奴の言葉に我に返り、レイの急いで駆け寄った
「レイ、さっきの所に逃げて。私が足止めするから」
「え・・・Aは？」
「大丈夫。心配しないで？」
後ろで奴がいーち、にー、と数えている
「さあ、早く！！」
その言葉にレイは走りだした
その時、さーん・・・と数え終わった声が聞こえた
「さあて、追いかけるか」
「それはさせない」
「あア？なんだお前は逃げねえのか？」
そう、なんで逃げなかったのか…自分でもわかってない
でも
「−−守らなきゃ、いけない」
その言葉が、やけに頭に響いた
「そうかよ−−じゃ、お前からころしてやんよおおおお！」
「っ！！」
ガキンッ
「あ？」
振り下ろした鎌は地面に刺さり、彼女は後ろに飛んで避けていた
「避けてんじゃねえよ！！」
奴は乱雑に攻撃するが、全く当たらない
−−見える
−−体が、動く
−−まるで…
−−戦闘に慣れているみたいに−−
「くそ！イライラする！！」
奴が腕を休めたのをAは見逃さなかった
つかさず、走りだして奴の身体に回し蹴りを入れる
「グハッ！！」
奴は後ろに軽く飛んで倒れる
「今のうちに…！」
「ぐ・・・ッ待ちやがれ！！！」
倒れている隙にAは走りだしたが、すぐ起き上がって奴は彼女を追いかける
Aは先ほどの部屋に駆け込み、そこら辺のロッカーに身を潜ませた
部屋の扉がバンッと開けられ、コツコツと足音が聞こえた
「くそっ！あいつ何処行きやがった・・・あのガキもいねえし…」
気付かれないように息を潜めるA
すると、扉を開ける音が聞こえ、足音も聞こえなくなった帰ってこないかと警戒したが、その気配がないのでAはロッカーから出る
「っはあーーーー」
大きく息を吐いてAはその場に座り込んでしまった
「もうどうなるかと…でも、私なんで…」
Aは自分の手を見つめた
しかし、首を振って考えることを止め、手をぎゅっと握った
「…レイを探そう。きっとこの部屋のどこかに居るはず」
と、彼女は立ち上がって隣の部屋に向かった
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黒リンゴ - お、面白いぃぃ！ サクヤ様貴方は神ですかぁぁぁぁ((殴 煩いですね。 すみません！続き待ってます！！ (2016年11月26日 15時) (
レス) id: 7688b32a06 (このIDを非表示/違反報告)
フラン - 続きを・・続きを恵んでください (2015年11月26日 18時) (レス) id: b29f2ef4df (このIDを非表示/違反報告)
サクヤ(プロフ) - 進化★さん» ありがとうございます(*^_^*)Ep.2の方も更新中なので、そちらもよろしくですm(__)m (2015年10月31日 17時) (レス) id: 6a94c13df9 (このIDを非表示/違反報告)
進化★ - マジでメチャクチャ萌えました（＞＜）特に、ザックが抱きしめてくれる所とかは、鼻からケチャップが… (2015年10月31日 17時) (レス) id: a2fedb4541 (このIDを非表示/違反報告)
殺戮の天使最高 - うわぁあああ、メッチャクチャ萌えました( ´:ω:` )２話配信されて全部見て泣いてた気持ちが少し楽になりました(´；ω；｀)素晴らしい作品過ぎて評価の☆無限大につけたいぐらいです… (2015年10月13日 1時) (レス) id: d1320c0929 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクヤ | 作成日時：2015年9月9日 20時
