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保存室に到着すると、2人は奥の壁に近づく
そこから微かに声が聞こえた
「向こうにレイが…！」
「どけ！！」
ザックはAを押しのけると、持っていたツルハシで壁を叩く
そして、叩きながら向こうにいるであろうレイチェルに叫んだ
「おい！聞こえるか！？そこにいるのか！？」
その壁の奥では、エディがレイチェルに迫っているところだった
「ーーあぁ、耳障りなのが来た」
エディは心底嫌そうにため息をついた
しかし、直ぐにレイチェルに向き合う
「ねぇ、選びなよ？あいつに殺されるか、
ーーボクに殺されるか」
エディの問いかけにレイチェルは答えない
「大好きなレイチェル。きっと、素敵に眠らせてあげる……」
その時
「ーーテメェの美学ってのもずいぶん雑だなぁ、おい！」
ザックが叫ぶ
「そいつをつまんねぇ顔のまま殺すってか？馬鹿かお前！」
ザックの言葉にエディはイラつく
「あぁうるさいな。ボクは今、レイチェルとお話してるんだよ」
「おい、聞こえるか！ーー墓掘り野郎じゃねぇ！テメェだよテメェ！！」
ザックはエディの言葉を無視し、レイチェルに声をかける
「……私？」
レイチェルは振り返ってザックの言葉に反応する
「そうだよ！おい！てめぇ勝手に殺されようなんざ思うんじゃねぇぞ！！」
「お前…」
意外にも必死なザックの姿にAは目を疑った
「ーーこのビルには、お前を殺したい奴がたくさんいるんだよ！」
ザックは壁を叩き続ける
「でも、絶対に俺がお前を殺してやる！」
一振りして止まる
「ーー神に、誓ってな！」
「……！」
その言葉にレイチェルの頭の中で鐘の音が響く
「神、様に……？」
「ーーレイ！俺も、誓う」
Aもレイに叫ぶ
「殺すことは、できないけど…ここから出るまでレイの事を、守る…！神に誓って！！」
「……A」
「だから」
「だから」
「俺以外に殺されんじゃねぇぞ！！」
「ここで殺されないで！！」
Aとザックが同時に叫ぶ
レイチェルでまた鐘の音が響く
彼女は目を見開いていたが、何かを決意したかのように表情を引き締めた
「……わかった」
「レイチェル？」
エディは不安そうに彼女を呼ぶ
「そのまま思いっきりこの壁を叩いて…！」
「レイチェル！」
そして、壁は壊された
「ーーよう」
ザックはレイチェルを見てにやりと笑った
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黒リンゴ - お、面白いぃぃ！ サクヤ様貴方は神ですかぁぁぁぁ((殴 煩いですね。 すみません！続き待ってます！！ (2016年11月26日 15時) (
レス) id: 7688b32a06 (このIDを非表示/違反報告)
フラン - 続きを・・続きを恵んでください (2015年11月26日 18時) (レス) id: b29f2ef4df (このIDを非表示/違反報告)
サクヤ(プロフ) - 進化★さん» ありがとうございます(*^_^*)Ep.2の方も更新中なので、そちらもよろしくですm(__)m (2015年10月31日 17時) (レス) id: 6a94c13df9 (このIDを非表示/違反報告)
進化★ - マジでメチャクチャ萌えました（＞＜）特に、ザックが抱きしめてくれる所とかは、鼻からケチャップが… (2015年10月31日 17時) (レス) id: a2fedb4541 (このIDを非表示/違反報告)
殺戮の天使最高 - うわぁあああ、メッチャクチャ萌えました( ´:ω:` )２話配信されて全部見て泣いてた気持ちが少し楽になりました(´；ω；｀)素晴らしい作品過ぎて評価の☆無限大につけたいぐらいです… (2015年10月13日 1時) (レス) id: d1320c0929 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクヤ | 作成日時：2015年9月9日 20時
