丁寧な虐め ページ14
「ねえ神崎、夢追推しでしょ」
確実に疑問文ではない聞き方に頷かざるを得なかった。
「え、本当？」
「はい……以前から僭越ながら夢追翔さんを推させていただいております……」
今なら全夢追翔オタクの代弁ができるのでさせてほしい。
顔が良い。
「めっちゃ嬉しい……！」
あーいけませんお客様！！！顔が近い推し濃度が濃すぎる、、！！！誰か薄めて！！
私が百面相する様子が滑稽だったのか、夢追先輩はくすりと笑った。
「夢追さん、笑ったら失礼ですよ」
「そう言うハヤトだって笑ってんじゃんか」
微笑ましいなと思いながら右側から痛いほど感じる視線に目を向ける。
そこには私と同じくらいの目の位置に緑仙先輩のきれいな瞳があった。
「えっと、、？」
「いや、お友達になりたいなって」
「緑仙先輩、？」
緑仙先輩は頬を膨らませむぅーと言いながら、私の両頬を包み、先輩も敬語もなしね、と強制された。
にじさんじの先輩方は距離感がバグっている。
「緑仙、さん……」
「緑仙！！！」
私はブンブンとあたまを横に振る。
タイミングよく目的の10階に到着する。
加賀美先輩の着きましたよという声で私達はエレベーターから降りる。
今の数分でどっと疲れた気がする。
次の配信でお話してみようかな、なんて呑気なことを考えていると、緑仙さんがスマホを出してきた。
その意味がわからずにいると、連絡先交換しとこ、と言われたので慌てて自分のスマホを取り出す。
「あ、私もよろしいですか？」
「僕も！！！」
こんなにトントン拍子に話が進んでしまって良いのだろうかと考えている頃には、3人の連絡先が私のスマホの中に入っていた。
「絶対コラボしよーね！！！」
そう言って3人は扉の中へと入っていった。
夢追先輩推し、ということは言うべきなのだろうか。言ってしまうと、まるでその為ににじさんじに入ったように感じてしまうかもしれない。
うーん、とうねりながらまた足を進めた。
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如月(プロフ) - レオさん» こちらこそコメントありがとうございます！続編も引き続きよろしくお願いします:) (2021年8月27日 22時) (
レス) id: 79536b4cb9 (このIDを非表示/違反報告)
レオ - 続編！頑張って下さい！後、VΔLZコラボ了解してくださりありがとうございます！頑張って下さい！ (2021年8月27日 20時) (レス) id: 22fcdb681e (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - 夕凪さん» なるほど！そういう事でしたか。ご丁寧にありがとうございます！ありがたく書かせていただきますね！ (2021年8月27日 9時) (レス) id: 79536b4cb9 (このIDを非表示/違反報告)
夕凪(プロフ) - 分かりづらくてすみません… (2021年8月26日 23時) (レス) id: 615116b5c5 (このIDを非表示/違反報告)
夕凪(プロフ) - 如月さん» 今の剣持神崎兄妹で一本。ロリ配信してる神崎を監視する剣持ってことです (2021年8月26日 23時) (レス) id: 615116b5c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月 x他1人 | 作成日時：2021年8月14日 14時
