6人の絆

#24 ページ24

you side









あれ？








私は、また眠ってしまったの？









＿＿A、A、起きて ＿＿









なんでだろう、お母さんの声が聞こえる








でも次は夢を見ていない



いや、そんなことより起きなきゃ。









私は重たい瞼をゆっくりと開けると、


横たわっていた。








でも、すぐに自分の家ではないことがわかった。



真っ白な天井、そして珈琲の匂いがした









身体を起こそうとしたがだるさのあまり、
いつもより簡単には起き上がらなかった







「…んっしょ…。」







立ち上がって、壁を伝ってリビングへ歩くとソファを腰掛けている男性の後ろ姿が見えた








「…藍沢先生？」



藍沢「起きたか」







藍沢先生はそういうと、腰掛けていたソファから立ち上がり、



私の目の前まで近寄ってきて藍沢先生が私の頬へ手を伸ばした








藍沢「まだ熱下がってないか…。」



「うんっ……。」




藍沢「お腹空いてるか？お前、倒れてから何も食べてないだろ。」



「んー……食欲ない。」



藍沢「そうか。」






んーっと珍しくその場で悩みこんでいる藍沢先生。






すると何か思い浮かんだのか、






「ちょっとソファーで横になって待ってろ」





そういってソファーで横になると羽織るように毛布を持ってきてくれて




私にかけたあと、そのままキッチンへ行った









待って数分すると、キッチンからいい匂いがした

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