#19 ページ19
藍沢「まずは全身を洗え」
と言いながら、意識のある白石先生と灰谷先生は気づいたらシャワーを浴びていて
私たちはストレッチャーに乗せられた冴島さんをシャワーに浴びさせた
白石「吐き気、目眩、顔面紅潮…匂いは無かった」
藍沢「名取！さっきの言葉、聞こえたか」
名取「はい！毒物の特定、急ぎます！」
場所は初療室に移る
運ばれてきた患者さんの処置を藍沢先生がし、
灰谷先生と白石先生は車椅子に乗ったまま、上から毛布、そして酸素マスクをしていた
残りの私たちは毒物について特定を急ぐため、頭を働かせて考えていた
藤川「はるか！！」
緋山「何これ…どうなってるの」
緒方さんのところにいたであろう2人が急ぎ足で初療室に入ってきた
その途端、藍沢先生が顔をしかめていた
藤川「解毒剤は何を投与したんですか？毒物はなんですか？」
藤川先生は橘先生に質問するが、何も答えなかった
『今特定してるの』
藤川「え？」
ホワイトボードには
サリン、VX、マスタード、一酸化炭素…etc.
可能性のある毒物の名前がたくさん書かれていた
藤川「え、これ…まだ…。
これ何分かかってるんですか？」
白石「20分」
藤川「20分！？20分って…」
藤川「どうにかなんないのか藍沢、藤堂！
…どうにかしてくれよ。
早くしないと、間に合わなくなる！！」
藤川先生は今すぐにでも泣きそうな顔をしながら、私達に言った
藤川先生はそれほど冴島さんのことを大切に想っていることがわかるし、
私達も早く助けたいという気持ちがあった
けれど、時間の流れが速く感じ、
私達は焦る一方だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 182人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ティラミス(プロフ) - はじめまして！コメントの返信、遅れてしまってすみません。読んでいただき、ありがとうございます！これからもよろしくお願いいたします。 (2020年5月16日 21時) (
レス) id: e419a3644d (このIDを非表示/違反報告)
玄ちゃん(プロフ) - はじめまして(*^^*) 面白そうで読みました！更新楽しみに待ってます♪ (2019年8月17日 10時) (レス) id: b03705665b (このIDを非表示/違反報告)
ティラミス(プロフ) - Miraiさん» そう言っていただけて嬉しいです！更新待たせてしまってすみません。これからも応援よろしくお願いします！ (2019年8月11日 14時) (レス) id: 24ff233a5e (このIDを非表示/違反報告)
Mirai(プロフ) - すごく面白いです！いつも更新まだかなーって楽しみにしています！ (2019年7月29日 16時) (レス) id: e75f75ab25 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
