#22 ページ22
冷たい
そして右手には暖かい温もり
なんだろう
私は目を開ける
すると真っ白な天井、私は横になっていて毛布をかけられていた
おでこには冷たいタオル
右手に感じる温もりは藍沢先生
藍沢先生は手を握ったまま、
腕を枕のようにして頭を置いて寝ていた
私は起こさないようにそっと体を起こした
冷たいタオルが置かれていたおでこをそっと触るとじわっと熱が手に伝わった
繋がれていた手がピクッと動いたと思えば、
藍沢先生は目が覚めたのか目をこすりながら起きた
藍沢「お前はバカか」
起きてからの第一声はこれ
寝起きだからか少し声が低かった
「ば、ばか…？？」
藍沢「気づいてただろ、自分が体調悪かったこと」
「まぁ、少しおかしいなーとは思ってたけど」
藍沢「俺らがそんなに頼りないか」
「いや、そんなことはない…です」
藍沢先生は “ はぁ…”っとため息をついた
藍沢「仕事はいい、少しは休め」
「は、はい……。」
そう言われると、私は再び横になり、
毛布を深く被った
藍沢「辛かったら俺に言え。」
その言葉を残し、ぬるくなったタオルを冷たいタオルに変え、
何処かへ行ってしまった
あの言葉のせいで少し体温が上がった気がするがそんなことを忘れるかのように眠った
でも、眠ったのが間違えだった
「お母さんは…？どこ…？お母さん…っ…お母さんっ！！！」
父「A、落ち着け！
お母さんはな
“ 少しの間、出張で家を空けているだけだ ”」
なんで、
なんでこんな夢を見るの
一生思い出したくないのに
もっと大切なことを思い出したいのに
頭がズキズキっと痛い
まるで、自分が壊れてしまいそう
誰か、
私を早く、目覚めさせて
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ティラミス(プロフ) - はじめまして！コメントの返信、遅れてしまってすみません。読んでいただき、ありがとうございます！これからもよろしくお願いいたします。 (2020年5月16日 21時) (
レス) id: e419a3644d (このIDを非表示/違反報告)
玄ちゃん(プロフ) - はじめまして(*^^*) 面白そうで読みました！更新楽しみに待ってます♪ (2019年8月17日 10時) (レス) id: b03705665b (このIDを非表示/違反報告)
ティラミス(プロフ) - Miraiさん» そう言っていただけて嬉しいです！更新待たせてしまってすみません。これからも応援よろしくお願いします！ (2019年8月11日 14時) (レス) id: 24ff233a5e (このIDを非表示/違反報告)
Mirai(プロフ) - すごく面白いです！いつも更新まだかなーって楽しみにしています！ (2019年7月29日 16時) (レス) id: e75f75ab25 (このIDを非表示/違反報告)
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