6人の絆

#12 ページ12

今日は時間通りに仕事が終わり、


私服に着替えスマホを片手に緋山先生から送られてきた地図を頼りにお店へと向かった








『……ここだ。』







扉の前に書かれた大きな看板には




“ バー・めぐり愛 ”

と書かれてあった。




あの緋山先生がバーなんて行くのかと疑問を持ちながら扉を開けて中に入った




扉についていたドアベルに気がついたのか店員さんらしき人が出てきた









「いらっしゃ〜い！…あら、もしかしてAじゃない！？」




『そ、そうですけど…なんで私の名前を…？』




「覚えてないの〜？？私、メリージェーン洋子よ♡」









メリージェーン洋子と名乗っている人は見た目は男、口調は女？



つまり、オネエということなのか…。








緋山「あ、A来た！もう、垣夫言ってくれてもいいじゃん」



洋子「垣夫じゃなくてメリージェーン洋子よ！！！」







白石「A、こっちおいで！」



『白石先生もいたんですか！？』







そう言って、白石先生と緋山先生が座っているテーブルの方へ行き椅子に座る






洋子「Aは飲み物何にする〜？」


『麦茶ってありますか？』



洋子「あるわよー」


『じゃあそれで。』




白石「Aはお酒飲まないの？」


『はい、お酒弱いので…』





緋山「ふーん。ていうかさ、翔北に戻って来てから思ってたけどさ、なんで敬語なの」


洋子「そうよ！タメでいいのよ、タメで！」



『は、はぁ……。ありがとうございます』








洋子さんはすぐに麦茶を持って来てくれた






白石「ということで、今からは敬語禁止ね」





『は、はい…。』







緋山「開始早々もう敬語使ってるし」


白石「罰ゲームはどうしようかなー」





『ば、罰ゲーム！？…そんなの聞いてない！』






緋山「聞いてなくてもやるの！じゃあ、藍沢に抱きついてこい」




『はああああ！？』





どうやら私はとんでもないことをしなければならなくなってしまったらしい…

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