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#9 ページ9

渡されたドレスに着替え、鏡の前に立つと

シンデレラが着るような青いドレスを身にまとった自分が映っていた






キャスト「お綺麗ですね!!では…髪のセットをしますね〜」


「はい!」





なんだかお姫様気分で調子にのってしまった私。



私の髪を丁寧に櫛でとき、編み込みをされ、

編み込みされた部分の残りの髪は蝶々結びに結ばれた




キャスト「はい、出来ましたよ!じゃあ移動しましょうか」


「はい!」





そしてキャストさんの後を追うと周りには誰もおらず、電灯の光が輝いているのが見えた。


が、



1人、私の方を見ている人がいた。



私はその人の前に立った



青っぽい黒のヴァーリエントプリンスを着た









葵くんがいた。




葵「A」




いつも通りに喋っているであろう葵くんの声が、雰囲気のせいか低く聞こえた



「何?」



葵「Aに出会ったとき、正直、一目惚れしたんだよねぇ。

Aは可愛くて、小ちゃくて…




「それは葵くんが背が高すぎるからでしょ?」





私は思わずクスッと笑ってしまった



だが、葵くんの目は真剣だった。






葵「そうだけど、しっかり者で優しくて…。


まだまだたくさんあるけど、


やっぱり俺には


Aが必要なんだ。


俺はAを守るためそのために生まれてきたんだと思ってる。


だからAを守らせてほしい。


俺の、



家族になりませんか」




「は、はいっ…」



私は頬に涙を流していた。


すると葵くんはしゃがみこんで、私が履いていた靴を脱がした





「葵くん?」


葵「バランス崩れそうになったら掴んでいいからね?」


「うん」




すると、真ん中に蝶がある綺麗なガラスの靴を両足とも葵くんは履かせた



そして葵くんは立ち上がり、両手を握った




葵「これでもう俺だけのものだね?」

「うん、そうだよ?葵 Aだよ」



そして葵くんに抱きしめられ、そのままキスをした。


そして私達はおでこをくっつけて微笑んだ途端、拍手がわき起こった





いつの間にか周りにはキャストさんがいて


“おめでとうございます!” “お幸せに”など、
暖かい言葉が聞こえてきた。



指に何がある感じがし、見てみると、

薬指にしていた婚約指輪の上に、



光り輝く指輪があった。







私にとって幸せなクリスマスだった

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g - オリフラ外して下さい (2017年12月14日 8時) (レス) id: 569d69081f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ティラミス | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年10月15日 11時

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