表参道高校合唱部！〜現れた光〜

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〜放課後の音楽室〜



♪〜

『マママママママママ〜』



発声練習をピアノの音とリズムを元にしていた



有明「引田ピッチが上擦ってるもっと音聞いて！」


有明「二階堂表情が暗いもう少し口角を上げろ！」


有明「香川口縦に開けろ縦に！」


有明「佐々木姿勢が悪い！もっと胸郭を広げろ！」


有明「相葉もっと息の方向を意識しろ！な？」


有明「桜庭喉を開け！喉を！」


有明「宮崎とアンドリューはお腹の支えを意識しろ！腹の！！」


有明「全員声を出せ！！腹から！！」



あれから有明先生は毎日部活に顔を出すようになり、

熱心に指導をしてくれるようになった



そして発声練習後、休憩時間になった



相葉「やっと本当の本格指導」


美子「このまま何事もなく合唱に集中出来ればいいけど」


里奈「でも大体このタイミングで来るよね？」


真琴「来るって誰が？」


アンドリュー「あー」

天草「ママママ〜♪」



全員『やっぱり』



天草「そう、やっぱりです。」


合唱部の天敵




有明「天草教頭！？」

天草「有明先生。」


有明「何か御用でしょうか？」

天草「合唱部存続おめでとうございます。」

有明「ありがとうございますー」


天草「しかし我が校は現在、経費削減の為、部活動の縮小を始めております。
正式の部活動として活動していく以上、一定の成果を出していただきたい。」


天草「合唱部であれば、都大会入賞とまででしょうか？」


有明「お言葉ですが天草教頭。まだ入部してばかりの経験の浅い部員もいますので、もう少し時間に余裕を見てもらわないと…」



天草「で、あれば…同好会に格下げします。」



全員『え？？』


天草「結果を求めず、楽しく合唱をするのが充分でしょう。
まぁ、同好会には部費も部室も提供できませんけどね？」


相葉「いや無理に決まってるだろ！」

「あの先生、苦手だな、、」

美子「天草教頭めぇ！！」




天草「都大会入賞！！」


隣の準備室から音楽室へ繋がっている扉の方に何故か移動していた



全員「うぉっ！！」

天草「期待してますよ」


里奈「あの人ワープ出来るの！？」


桜庭「都大会入賞って」

成実「それってどのくらい難しいんですか？」


有明「んー…まぁ、お前らの実力で入賞って言ったら…まな板でサーフィンするくらい難しいな。」


真琴「まな板でサーフィン？」



真琴「……可能性はあるね！」

里奈「いや、ないわ！」

真琴「ないの？」


有明「なくはないな。」

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