表参道高校合唱部！～現れた光～ (ページ27)

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～原宿まつり当日～

快人「結構人が集まってるなー」

「あ、あそこ席空いてる！」

快人「じゃあ、座ろうか」

いつも昼休みに来ている中庭が今日だけステージに変わっていた

ステージの前には席が並べられていて誰でも見られる状態になっている

『女々しくて女々しくて女々しくて辛いよー』

周りを見ればいつの間にか満席だった

歌もあれから綺麗にまとまっていて

有明先生にしかできないことだったんだなと練習の時のことを思い出しながら聞いていた

『あいつもこいつもあの席もただ一つ狙っているんだよー』

「みんな楽しそう！」

快人「そうだな！」

「うん！」

歌っているみんなの顔を見たら私も自然と笑っていた

盛り上がった原宿まつりは無事に終わり、

私と快人くんは旧音楽室へと向かったが

音楽室の中では有明先生の訴えが取り下げられた話を丁度していて、

廊下で中の話を聞くことになった

「訴え、取り下げてもらったみたいだね」

快人「そうだな。でもよかったよな？これで有明先生もいつも通りに教えることが出来る」

「うん、そうね！」

快人「それで、Aはどうするの？」

「んえ、何のこと？？？？」

快人「合唱部。ほら、この間歌えてたろ？
もう過去に引っ張られる必要はないんだよ」

「でも、また同じことが起こったら…」

快人「見てわかるだろ？ここの合唱部はそんな奴いないよ。大丈夫。

それに、俺は何があってもAの味方だから。

ほら、行ってこい！！」

その言葉と共に快人くんに背中を押され

音楽室の中へ踏み出した

有明「お？お客様がいらしたぞ！」

真琴「A！」

里奈・美子「「A！！！」」

「私、みんなと一緒に歌いたい。合唱部に入部したいです！」

真琴「待ってたよ！！」

有明「また部員が増えたな。」

真琴「やったー！！！」

有明「お前ら強豪をよく手に入れたな」

成実「強豪ですか？」

有明「こいつ、全国合唱コンクールの常連さん」

真琴「ええ！有明先生もAが出てたこと知ってたんですか！？」

有明「おう」

真琴「それならそうと言ってくださいよ、」

桜庭「すごいな！？」

相葉「だから原宿まつりの時、指導が出来たって訳か」

美子「凄すぎ」

宮崎「ってことは…」

アンドリュー「全国コンクール目指せたり？」

「みんなで目指そ！！」

里奈「そしてこれで部員が9人になった！」

真琴「これからも頑張ろう！」

全員『オー！！！』