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ー次の日の放課後ー
里奈と美子が2人揃って疲れた顔をしてヘルプを頼まれた
話を聞けば、原宿まつりの合唱ステージはうちの合唱部だけではなく、
地域の敬老会の方や子供合唱団と合同で歌うことになったらしい
その合同練習を部長が仕切っているらしいがどうやら上手くいってない様子
合唱部の部室に立ち寄ってみた
けど、なんじゃこりゃ!!!
歌う所か休憩所みたいになっていて
遊んでいる子やお喋りする子など個々がやりたい放題になっている
過去、合唱部に所属していた時は全体を仕切ったこともあった
みんなのヘルプに応えるためにも、
仕方ない、やるしかない
「相葉くん、私がやってみてもいい?」
里奈・美子「A〜!!!」
相葉「じゃあ任せるよ」
「うん。」
相葉くんがいた立ち位置と変わり、
みんなの前に立つ
パンパンっ!と手を叩いた
「さぁ、練習しましょう!皆さん、まずはちゃんと立ってください!」
里奈「やるよー。歌うよー?」
美子「立ってー?」
2人は周りにいる子供達の面倒を見ていた
端っこにいる子供達が退屈そうにしていた
私は、その子達の方へ行く
「さぁ、立って!退屈かもしれないけれど、みんなで歌ったら楽しくなるよ〜」
その子達は立ち上がる
そしてまたさっきいた位置につく
桜庭「なんか…すげーな。」
相葉「流石、元合唱部なだけあるね」
「じゃあ夏の思い出から一度歌ってみましょう。いきますよー、イチニーサン、はい!」
伴奏がありながら歌うが…基礎がなっていない
『夏がくーれば思い出すー…』
「えーっと…小さい子たちは子供らしく元気に歌って、老人の皆さんは皆さんらしく。
とにかく自分たちらしく元気に歌っていきましょう!」
『はい!!』
なんとか練習は出来たけど…
日に日にだらけてきて…
最終的には…
『夏がくぅー…れば思い出す…』
周りのみんなが遊んでいた
ちゃんと歌っていたのは老人会の皆さん数人とこの学校の合唱部のみ
「もう私には無理だ…」
本番どうなっちゃうんだろうと心配になり、
気持ちと共に顔も下に向く
真琴「有明先生!?」
真琴の声とともに扉の方に視線を送ると有明先生の姿があった
「ま、幻…?」
有明「幻じゃない。合唱部でもないのによくやったな。少し、休んどけ」
「はい…」
有明「じゃあ改めて、始めましょう!」
ようやく有明先生が加わった合唱練習
何とかなりそうでよかった
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ティラミス(プロフ) - きちでーすさん» 指摘ありがとうございます!!こっちの祐ですね!修正します! (2022年6月12日 9時) (レス) id: 94beafd39a (このIDを非表示/違反報告)
きちでーす(プロフ) - 宮崎祐くんの字、佑じゃなくて祐だと思います! (2020年2月18日 18時) (レス) id: dee570b2ba (このIDを非表示/違反報告)
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