表参道高校合唱部！〜現れた光〜

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〜次の日の昼休み〜




いつも通りに中庭のベンチに座って

お弁当を食べる

もうこれがすっかり日課になってしまった。



今日は真琴は一緒だけど、快人くんはいない

ちょっぴり寂しいなーなんて思っていた自分を認めたくはなかった




「ねぇ、宮崎くんってどうなったの？」


真琴「説得してるけど、やっぱりダメみたい。」



「そっか。

宮崎くんさ、やっぱり歌いたいと思ってるけれど、あの事件が起きて自分の居場所がないから中々外に出れない。自分の殻に閉じこもったままだと思うんだよね。」




真琴「うん」




「でも真琴みたいに1人は味方になってくれて、自分を外の世界へ連れ出そうと説得してくれる子がいることは嬉しく思っているはずだよ」




「宮崎くんが練習していた合唱曲ってなんかある？」



真琴「翼をくださいを練習していたけど、大会前に退部しちゃったって有明先生が言ってた」


「その翼をくださいっていう合唱曲、歌ってあげればいいんじゃないかな？」



真琴「え？」


「宮崎くんが一生懸命練習していた翼をくださいを歌って、想いを届ければいいんだと思うよ？」

「歌は、言葉と違って違う形で想いを届けることができるんだから」



真琴「そうだよ…そうだよね！今日の帰り、早速みんなで行かなきゃ！Aありがと！」



「うん！それができるのは真琴しかいない！」




〜



次の日の朝




宮崎くんが学校に来ていた


真琴に伝えた作戦が上手くいったようで安心したが、

宮崎くんへの周りからの視線が痛い




“あれ、宮崎じゃん”

“なんで来てるの”




と言われていたが、合唱部は気にしていなく、

一緒に肩を組んで楽しそうに歩いていた

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