真夜中のシンデレラ

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亜嵐side

亜「おはよー」

玲「はよー」

龍「おは…まてまてまて。亜嵐くん顔どないしてん」

龍友くんが俺の顔を見るなり突っ込んできた。

亜「いやー昨日あんまり寝れなくてさ」

龍「はなちゃんと朝まで楽しんでたんやろーすけべー」

亜「ちゃうわ！」

龍友くんに冷やかされつつ現場に向かう。

ふと玲於の携帯が視界に入った。
誰かとラインしているようで、いつもなら別に
気にも留めないのだが今日は違った。

亜「玲於。その写真なに…？」

玲「…？あーこれ？この前偶然出くわした人。
なんか話してたらノリで写メとるー
みたいになって。とったやつを今相手に送ってる」

亜「え、知り合いじゃないんだ？」

玲「うん、初対面」

龍「はー、またいい感じのお姉さんやん。
可愛らしさの中に綺麗な感じがあって」

龍友くんが覗き込みながら紹介してやなんていう。
玲於は、絶対やだ。
俺が売ったみたいじゃんって断っていた。

いやそうじゃない。そうじゃなくて。

Aと写真とか俺とったことないのに、
玲於はなんでとってんの？とか

いやそもそも玲於見知らぬ人とそんな風に
写メとるキャラじゃなくない？とか。

なんか嫉妬に近い感情が溢れて止まらない。

もやもやした気持ちを抱えたまま、
スタジオに着いてしまった。

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