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これもまた知ってか知らずか、和也は私の肩を抱いたまま
歩道から車道に出て助手席の扉を開け、横を通り過ぎる車から守るようにして私を乗せてくれた。
・
私が鞄を膝に乗せたのを確認してから、足を挟まないよう扉をそっと閉め
運転席にまわって、慣れた手つきでギアを変える
いつも顔だけはやたらイケメンな、今日は格好までやたらイケメンな
スーツ姿の男の存在を、狭い車内の隣に感じる。
・・・・・こりゃモテるわな・・。
私は今水原さんの言葉を思い返して傷ついてる筈で。和也は傷ついた私に気付いて、気遣ってくれてるワケで。
そんな中でこんな、この状況にクソほど関係のないことをしみじみ思う、私。
・
車が静かに滑り出す。
1つめの信号が赤になって停車しても、繁華街の大通りで渋滞にはまっても
和也は、何も言わなかった。
それで？とか、何があったの。とか・・聞いてくるかと思ったのに。
・
だから、かな。
発車した時は確かに・・聞いてきたらちょっと、嫌だなって、心の何処かで怯えてたのに
・
A「・・・なーんか、疲れたなぁ」
無言のレンタカーの中があまりに心地好くて。
窓の外の繁華街の人通りを眺めながら、呟いてた。
・
和也「・・アラサーだから？」
A「そうそう三十路手前にして疲れを感じやすく・・って違うわ」
和也「ノリツッコミヘッタクソだな〜」
いつも通り茶化して興味もない・聞く気もないフリをして、実は目一杯気を使ってくれてる
和也の受け答えがやけにほっとして・・自然とその後の言葉が喉を通る。
・
A「・・なんか・・自分が女であることとか
女として女と付き合っていかなきゃいけないこととか・・そういうの、疲れた」
・
A「・・・女ってどうして・・女を目の敵にするのかな」
・
A「みんな陰口ばっかり。誰って決めたら、その子が何をしても気に入らなくて
男に媚び売っても売らなくても誰かに陰口叩いて。・・で、その誰かも自分の陰口を言ってるの」
・
A「・・馬鹿みたい」
本当、馬鹿みたい。
馬鹿みたいな、女。
馬鹿みたいな女だった。私は
私自身を思い返して、言う。
・
数年前。
まだ私がアラサーでもなく、櫻井一筋を人生の頼みの綱ともせず、今のようにカンカンな男日照りでもなかった時。
・
私、自分の彼氏を友人にとられた。
・
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サクシャ(プロフ) - ルナさん» あら〜！お久でーす！(←軽い)フォローリクエスト承認させて頂きましたん♪こちらのお話もまだまだモチベあるので頑張りますね(ハァト) (2018年1月15日 19時) (
レス) id: fbf8980613 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - お久しぶりです。1年ぐらい前にTwitterでお世話になっていたルナといいます。Twitterまた再開したのでフォロリク送らせていただいきました！またよろしくお願いします。 このお話の二宮くんはほんとに何かありそうでこれからも主人公との掛け合いが楽しみです！ (2018年1月15日 1時) (レス) id: 60a38c52ed (このIDを非表示/違反報告)
サクシャ(プロフ) - K_Zさん» たまたまキャンセルが出て、タイミングよく注文が来たから、注文した翌日に配送されたんでしょうねぇ・・男女問わずリピーターも凄いんだろうなぁ・・。 (2017年5月8日 1時) (レス) id: fbf8980613 (このIDを非表示/違反報告)
K_Z(プロフ) - あ〜、残念。延滞不可かぁ…。どこでも人気者ね☆そりゃそうよねー。運良くレンタル出来たんだろうなぁ。だって予約凄そうじゃん？って、真剣に考えてみた。 (2017年5月6日 8時) (レス) id: 4de5029109 (このIDを非表示/違反報告)
サクシャ(プロフ) - K_Zさん» グイグイ二宮さん、楽しい☆なのに書く時間がないよぅ・・！泣 (2017年5月6日 3時) (レス) id: fbf8980613 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクシャ
作成日時：2017年4月28日 4時
