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「なんとなく此処にいる気がしたんだよ」
笑いながらこっちに歩いてくるのは、私の大好きな先生。
「先生…」
泣いてたのがバレないように慌てて目をこする。
先生も私の目の前のイスを引いて腰掛ける。
「さっきの話。聞けてなかったから。……なんか言いたい事あったんだろ?」
頬杖をついて優しい目で私を見つめる先生。
そんな表情にまた、胸は締め付けられて。
私はゆっくり口を開いた。
「あの………先生は…その…私のこと…好き……ですか?」
真っ直ぐそう言うと先生は驚いたように何度か瞬きをして、机に突っ伏す。
「…先生…?」
どうすればいいのかわかんなくて、声をかけると突っ伏したままの先生が小さな声で話し始めた。
「あのさぁ……俺なんつーか…その……恥ずかしいんだよ」
耳を赤くしながら続ける。
「……だからAに話しかけられても、見つめられてもどうしていいか分かんねぇし。好きとか面と向かって言えねぇし」
そこまで言って先生が顔をあげる。
「でも、ちゃんと好きだから。Aのこと」
私をみつめてそう言ってくれた先生の顔がこれ以上ないくらい真っ赤に染まる。
「やっぱ、無理だわ」
頭を抱えて小さく呟く先生が可愛いくて。
「先生…」
私からキスをしてた。
先生は驚いたような顔をみせたあと恥ずかしそうに笑う。
きっと、こんな可愛い先生を知ってるのは私だけ。
だったらそれだけでもう十分。
私の中で、ヒミツがもう一個増えた。そんな夏の日。
――――――Fin
ヒミツのその後的なお話でした。
いいなぁ。シゲさんが先生なんて、学校楽しすぎるだろうな………。
そんなことを呟きながら書いてました。笑
先生シリーズ他の人でも書いてみようかな…なんて、思い始めてるサクラです、笑
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サクラ(プロフ) - クラハさん» お忙しいなか有り難うございますっ(> <)シゲ難しいですよねぇ(T-T)先生はどんなこと考えてるのかいまいち掴めないww (2015年4月22日 22時) (レス) id: ae30ede04b (このIDを非表示/違反報告)
クラハ(プロフ) - 4つめまで読んで、用事に戻ります、クラハはママです(笑)←どうでもいい情報。シゲ難しい…に激しく同感←シゲ苦手。とりあえず、来た証だけ残します(笑) (2015年4月19日 8時) (レス) id: 3632dde973 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - みぽりんさん» 有難うございます♪( ´▽`) (2015年3月11日 20時) (レス) id: 62cbafcb32 (このIDを非表示/違反報告)
みぽりん(プロフ) - サクラさん» 頑張ってください!!応援してますから!! (2015年3月11日 19時) (レス) id: d9231bd00c (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - みぽりんさん» ありがとうございますo(≧▽≦)o頑張ります(> <)おぉ!!!!!嬉しいです(*^^*) (2015年3月11日 12時) (レス) id: 62cbafcb32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サクラ | 作成日時:2015年1月3日 14時