【文スト】激甘と鎖骨が詰まった文スト【短編集】

睡眠補給を【坂口安吾】 ページ26

かゆ様リクありがとうございます！

遅くなってすみません……。

安吾さんって仕事シュチュ以外何書いたらいいか分かんない。←


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『うふふふふ……』

「気持ち悪いですよ、Aさん。」


違うんですよ安吾さん。
口から勝手に滑り出てくるんですよ。

そろそろ充電器を抜いて、再び指すと云う動作も怠くなり、指しっぱなしにしてあるコードを指でくるくると遊ぶ。
これでもう4徹目。
デスク横のゴミ箱には、栄養ドリンクの空き缶が、大量に詰めてある。


『………疲れました。』

「…然し、書類は未だ々々ありますよ。」

『もー無理ですもん。……心身共に。』


人間の限界こそ知りたいモノだが、生憎ギネスを目指す心算は心の片隅の片隅にしかない。(深く云えばある)

すると、少し高めの位置から、安吾さんが溜め息混じりに尋ねてきた。


「……如何したら頑張れます？」

『睡眠、寝るしかない。』


一寸キメ顔で云うと、冷たい視線を注がれた。
すると、安吾さんは、右手で手招きした。
おう、蒲団でもあるんですか。
覚束ない足取りで、彼の隣まで歩く。

すると、突然腕を引っ張られ体勢を崩すと、その儘顔面が安吾さんの足にダイブした。


『………お？』

「…暫く此処で寝ていて下さい。
　もう少しすれば辻村さんも帰って来ると思いますので、仕事の方は安心を。」


優しい声音、柔らかく温かい、頭を撫でる手。
瞼は重力に素直になり、数秒もしないうちに落ちた。


「………捗りますね。」


彼がそんな事いっていたなんて知らずに。

何か違う【織田作之助】→←どれほど【太宰治】

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