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8:30 a.m.ーー
ーーー…A宅。
門が開きそこから私服姿のAが現れる。
手には少し大きめの鞄。
門を閉め、歩き出した。
「あいつ…こんな朝っぱらから何処いってんだよ」
「…なぁマイキー。まじで尾けんの？」
「行くぞ！ケンチン！」
見失わないように後を追うマイキー。
呆れながらも彼の後ろをついていくドラケン。
二人が到着したのは30分歩いたところにある大きめの図書館だった。
「…図書館？」
「でっけー図書館。」
二人もまた中へと入ればそこには既に机に座り黙々と勉強をしているAの姿。
「マジか。」
「…アイツこんな朝っぱらから何やってんだよ」
暫く物珍しげに図書館内をウロウロしながらAの姿を見るも同じ体制で淡々と勉強に取り組んでいた。
「…何も変わってねーじゃん。」
「…いや、机にある本が増えてる」
「…ケンチンそんなとこ見てんの？！」
「あ？そこぐれぇしか変化ねーし。ーー…っつかさ、いつまでいるワケ？」
「…今何時？」
「10時」
「まだ一時間かよ！」
「おいマイキー。俺腹減ったんだけど。この調子じゃAちゃん、暫く此処いるぞ。」
「だな。ケンチン飯食い行こーぜ。」
「おー。」
ーーーーーー
ーーー
ー
1:00 p.m.ーー…
「マジか。」
「……マイキー、机の上の本が減ってんぞ。そろそろ帰るんじゃねーの？」
朝食兼昼食を終え図書館に戻れば相も変わらず同じ体制のA。
引き気味のマイキーに本が減っていることに気づいたドラケンは推測を立てる。
「あ、腕時計みた。…っつか、あの時計ブランドじゃね？」
「…まぁ、見るからに高そうな時計してんな。」
「お、動いた。ーーー！ケンチン！勉強道具なおしてる！帰るんじゃねーの？！」
「だな。ーーついてくんだろ？」
「あーっ、やっと此処から解放される！」
「…オレらウロウロしてただけだけどな。」
「行くぞケンチン！」
※ ※ ※
2:30 p.m.ーー…
「アイツ、マジでなにしてんの？」
場所は図書館から少し離れた公園。
池の前にベンチがあり、一通りも少ない場所でAはまたしてもそこに座り本を広げ読書を始めて早一時間…。
「…っつか、Aちゃん飯食ってねーよな？」
「多分な。…あ、本閉じた。」
「お。歩き出したぞ。」
そこから暫く歩き続けるとピタリとAが立ち止まった。
不思議に思うも物陰からAを見ていれば男に腕を掴まれ路地裏へと連れ込まれている姿があった。
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咲乃(プロフ) - ひー(比古)さん» ありがとうございます！続編は甘々頑張ろうと思ってます。どうぞ完結までお付き合いください…。 (2021年10月5日 22時) (
レス) id: 78de730839 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(比古)(プロフ) - タカちゃんの意地悪なスイッチがぁぁぁ！！ニヤニヤ過ぎる (2021年10月5日 0時) (レス) @page49 id: f1c378431b (このIDを非表示/違反報告)
咲乃(プロフ) - 累さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。更新頑張ります。 (2021年8月23日 0時) (レス) id: 78de730839 (このIDを非表示/違反報告)
累(プロフ) - 作品一気に読ませて頂きました。設定も面白いですし、話の内容もシリアスから胸キュンまであってとても面白いです。頑張ってください。 (2021年8月22日 13時) (レス) id: 755be2d6bc (このIDを非表示/違反報告)
咲乃(プロフ) - 真菜瀬さん» ありがとうございます！更新頑張ります。 (2021年8月17日 19時) (レス) id: 78de730839 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲乃 | 作成日時：2021年8月17日 0時
