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「…なぁまだー？」
「も、もう少しっ…」
「ダリィ」
「ーーっもうっ、そんなこと言うなら帰って！」
「やーだ♡」
「ひっ、どこ触ってるの？！」
「腹減んねー？飯食いいこーぜ♡」
「〜〜〜〜っ、もうっ」
場所は図書館。
学校帰りにいつも通り図書館へと行き教科書を広げ僅か30分。
Aの隣に半間はダランと椅子に座り携帯を弄る。
それに飽きたのかAにちょっかいをかけ、その反応が面白く段々とエスカレートしてきたところで痺れを切らしたAにポコっと腕を叩かれた。
「ばはっ♡全然痛くねぇし。」
ケタケタ笑いながらAの頬を突きながら遊ぶ半間。
そんな彼に若干の殺意を覚えるもこれ以上は無理だと悟り、息を吐き鞄に教科書を直した。
「んぁ？もう終わんの？」
「…シュウちゃんいたら集中できないもの」
「そんなにソレ面白いかねぇ」
「…面白くてしてるわけではありません。ーー…私には、これしかないから…」
「…………」
その表情に半間は無言でわしゃわしゃとAの頭を撫でる。
「っ？！な、何するんですのっ」
「…んなシケタ面すんなぁ。ほら、行くぞ。」
そう言い、そのままAから鞄を取ると席を立ちスタスタと歩く。
そんな彼の後ろを早足でついていく。
「待ってよ！シュウちゃんっ」
「…おせぇ」
そう言うものの、なんだかんだ歩調を合わせてくれる半間にAはうっすらと笑みを浮かべ隣を歩く。
「…なに笑ってんの？」
「んー？…シュウちゃん、なんだかんだ優しいなぁって」
「ばはっ♡オレはいつだって優しいぜぇ♡」
「そう、だったね。ーーねぇ、今日はどうするの？」
「…あー、今日は帰んねー。あ、オマエも帰れねぇよ。」
「へ…？」
「一虎がオマエに用事があんだと。」
「ーーっ！わ、私はなにもありませんっ」
「…なんだ、お前、アイツのこと知ってんの？」
「一度だけ、お会いしました…」
「ふーん。まぁいいけど。サクッと飯食ってアジト行くぞ」
「……そこに行けば、場地くんもいるの？」
「…なんで場地？」
「えっ、だって…その、芭流覇羅の場所行ったことないし、シュウちゃんいない時は知ってる人の近くにいたいかなって…」
「オレ、場地が芭流覇羅いるなんて言った覚えねーけど」
「…あ、一虎くんと会ってる時にその話聞いたの！場地くんから、直接…」
その言葉にAを見るも再び無言で歩き出した。
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咲乃(プロフ) - ひー(比古)さん» ありがとうございます！続編は甘々頑張ろうと思ってます。どうぞ完結までお付き合いください…。 (2021年10月5日 22時) (
レス) id: 78de730839 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(比古)(プロフ) - タカちゃんの意地悪なスイッチがぁぁぁ！！ニヤニヤ過ぎる (2021年10月5日 0時) (レス) @page49 id: f1c378431b (このIDを非表示/違反報告)
咲乃(プロフ) - 累さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。更新頑張ります。 (2021年8月23日 0時) (レス) id: 78de730839 (このIDを非表示/違反報告)
累(プロフ) - 作品一気に読ませて頂きました。設定も面白いですし、話の内容もシリアスから胸キュンまであってとても面白いです。頑張ってください。 (2021年8月22日 13時) (レス) id: 755be2d6bc (このIDを非表示/違反報告)
咲乃(プロフ) - 真菜瀬さん» ありがとうございます！更新頑張ります。 (2021年8月17日 19時) (レス) id: 78de730839 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲乃 | 作成日時：2021年8月17日 0時
