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――――武蔵神社
「・・・おー三ツ谷悪ぃな。急に呼び出してよ。」
ドラケンからの呼び出しに待つこと約１０分。
階段をのんびりと登るドラケンとマイキー。
雨も上がり、三ツ谷は少々ムスッとした表情で二人を見た。
「・・・人呼び出しといて待たせんなよな」
「ははっ、相変わらずご機嫌斜めだな。」
そう笑うマイキー。
幾つか言葉を交わせば、スッとそれまでふざけていたマイキーの雰囲気が変わった。
「さっき千冬とタケミっちと会ってたんだ。そん時聞いたんだけどさ。
―――…A、芭流覇羅に行ったらしいぞ。」
「―――・・・は？」
その言葉に開いた口が塞がらない三ツ谷。
そんな彼にはお構いなしに話し続ける。
「今、アイツは半間の監視の元行動が制限されてるらしい。オレらも直接会った訳じゃねーから、ただ暫くはアイツの家には近づくなと。それだけ言われたらしい。」
「おいおい、何だよソレ。っつか、何でアイツが芭流覇羅に行く必要が・・・」
「オレらもわかんねー。ただ、迂闊に近づけばアイツがアブねぇ目にあうかもしんねーから下手に動かない方がいい。」
「・・・いや、っつかよ、そもそもアイツらがなんでAの家に行ってんだ？何してんだよ。――・・・それで、半間と行動してる？そんなこと聞いてはいそーですか、で終わるわけねぇよ。あのバカ・・・何がして―んだよ」
“そんなにアイツがいいのかよ…っ”
ポツリと呟きギリッと歯を食いしばる。
その様子をただ二人は黙って見つめた。
「・・・お前だってアイツ見捨てたじゃねーか」
「・・・あ？」
ドラケンの言葉にピクリと反応する三ツ谷。
「どーせ、自分よりも半間の方がアイツに適任なんて思ってよ、勝手に去っていったんじゃねーの？」
「・・・三ツ谷、ケンチンの肩持つつもりじゃねーけどいつまでそんなウジウジしてんだよ。このままだとマジでアイツとられんぞ」
「Aちゃん、半間のトコいってもいーの？」
「・・・・アイツがソレを望むなら、オレは・・・」
何を言っても臆病な目の前の男に痺れを切らしたのか二人は目を合わせてはぁー。と深いため息を吐いた。
「そーいやさ、タケミっち何か隠してたよなーケンチン。」
「あー・・・なんだっけ、三ツ谷には内緒とか言ってたよな。」
「そうそう、泣きそうな顔だったらしーぜ」
「ホントはAちゃん、一緒に居てぇ奴いるんじゃねーの？」
「だよなー。俺でもそう思うわ。」
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咲乃(プロフ) - ひー(比古)さん» ありがとうございます！続編は甘々頑張ろうと思ってます。どうぞ完結までお付き合いください…。 (2021年10月5日 22時) (
レス) id: 78de730839 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(比古)(プロフ) - タカちゃんの意地悪なスイッチがぁぁぁ！！ニヤニヤ過ぎる (2021年10月5日 0時) (レス) @page49 id: f1c378431b (このIDを非表示/違反報告)
咲乃(プロフ) - 累さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。更新頑張ります。 (2021年8月23日 0時) (レス) id: 78de730839 (このIDを非表示/違反報告)
累(プロフ) - 作品一気に読ませて頂きました。設定も面白いですし、話の内容もシリアスから胸キュンまであってとても面白いです。頑張ってください。 (2021年8月22日 13時) (レス) id: 755be2d6bc (このIDを非表示/違反報告)
咲乃(プロフ) - 真菜瀬さん» ありがとうございます！更新頑張ります。 (2021年8月17日 19時) (レス) id: 78de730839 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲乃 | 作成日時：2021年8月17日 0時
