管理人はヒーローに (ページ2)

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希望校ページ2

『おはようございます』

そんな当たり前の挨拶をしながら教室へ入る

「あっ！南里おはよー」

なんて挨拶を返されてから席へ着く。

ガララッ
「これからSHRを始める
お前らももう受験生だ。ということで進路希望を出してもらうぞ」

先生が教室に入ってきたと思えば進路希望についてかなり大切そうな話をし始めた。

(真面目に聞いておくか)

なんてことを思いながら聞いていると話が終わっていた。要約すると今年度受験生になるから早めに目標を決めてそれに向けて勉強しようということらしい。
それからは普通に授業が始まった

～中略～

午前の授業が終わり昼休み。カバンの中を確認したら

『しまった...弁当忘れた』

やらかしてしまった自分を恨んでいるとクラスの女子がキャーキャー騒いでいた。何事かと思い聞いていると

「あそこにめっちゃイケメンな人いない？！」
「白いスーツってなんかの会社の人かなぁ」

なんて声が聞こえた、気になったのでのぞいてみると彼は明らかにわたしの方を見て「やっときた」みたいな目をして手を振ってきた。わたしが「ゲッ」とした反応をすると彼を見ていたクラスメイトたちが

「彼の知り合いなの？」
「彼、なんていう名前なの？」

などわらわらと集まってきた。わたしがどうしようか悩んでとりあえず彼の方を向くと彼が手をこちらへ来るように動かすので

『多分、彼が呼んでる』

そう言い残してダッシュでクラスメイトたちから逃げた

私が彼の元へ着くと彼、もといフィンはわたしの頭に手を乗せ軽く撫でたあと

「お弁当、忘れてるよ」

と言った。何しにきたのか思っていたらお弁当届けに来ただけらしい。変な用じゃなくてよかった。そのあとは普通に届けられた弁当をクラスメイトから逃げながら食べて。普通に授業を受けた。

授業もSHRも終わり帰ろうと席を立つと、女子のクラスメイトが一斉に彼について質問し始めた。

「それであの人の名前は？！」
「付き合ってるの？！」

他にもされた質問は多かったがわたしは

『彼は彼氏でもなんでもないただの友人だよ。彼のプライバシーがあるから名前は言えない』

そう言って質問を全てシカトして帰った。

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次回
そろそろヒロアカ要素を取り入れないと石ころから砂になってしまうかも(?)と作者が焦るの巻

本当はもう少し早く出す予定だったけどめんどくさくて遅れました。次の話はおそらく来週になると思います。