受付嬢の私とエリートの彼 (ページ9)

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合コンの日から1週間経ち、あれから佐久間さんとは会ってないし、LINEも追加した意味がないくらい一度も連絡を取り合っていない

『美咲、お昼行こ。』

気付いたらお昼の時間になっていて美咲に声をかける

美咲「あ、ごめん！今日翔太くんと食べる約束したの！」

顔の前で両手を合わせて美咲が謝ってくる

『え、いつの間にそんな進展してたのよ、

あとでじっくり聞かせてね。』

美咲はまだ渡辺さんと連絡取り合ってたのか...

今日どうしようかななんて思いながら美咲と受付を出て行くと、渡辺さんと深澤さんがゲートから出てきた

渡辺「美咲ちゃんお待たせ。」

片手を挙げながら渡辺さんが近付いてきた

美咲「私もちょうど出てきたところなので全然！」

あー、これは美咲今回本気っぽいなぁ

すると渡辺さんが美咲から私に視線を移し、

渡辺「あ、Aちゃん俺のこと覚えてる？」

って自分のことを指差しながら聞いてくる

『もちろんです。先日は突然帰ってしまってすみませんでした。』

渡辺さんに返事をしながらチラッと深澤さんにも目配せをする

渡辺「ううん全然。そうだ、このまま4人でお昼行く？」

渡辺さんが名案かのように言ったけど、美咲の方を見ると一瞬残念そうな顔をしたのが伺えた

『いえ、元々2人で約束していたんですよね？今日は2人で楽しんできてください。』

渡辺「それもそうだな。じゃあ、美咲ちゃん行こっか？またね、Aちゃん。」

渡辺さんの後をついていく美咲が”ありがとう”と口パクをした

深澤さんに軽くお辞儀をして私もビルの出口に向かうおうとしたら

深澤「あの、もし嫌じゃなかったら一緒に昼飯食べない？」

って呼び止められた