受付嬢の私とエリートの彼 (ページ2)

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合コン会場となる洒落た居酒屋の前に到着して店員さんに個室に通してもらう

美咲曰く

”主役は遅れて行くもの”

らしく一番暇そうな私たち2人がなぜか遅れて行ってるという状況

「こちらのお部屋になります」

店員さんに扉を開けてもらって中に入ると男4人と受付の女子2人が既にいた

美咲「遅れてごめんなさい！私、受付やってる大川美咲って言います！」

席に着きながら美咲がいかにも申し訳なさそうな声で言うから美咲のことを見てたら、

「Aもほら、自己紹介早く」って小声で言われる

あぁ、そうだ美咲に気とられてたわ

『はじめまして。同じく受付の佐藤 Aです。今日は遅れてしまってすみません』

軽く下げた頭をあげると目の前に座る男と目が合う

あっ。昼間の人だ。

なんだかきまりが悪くて目を逸らすと反対側の端にいる男が声をあげた

「美咲ちゃんにAちゃんね。俺は人事部の深澤辰哉です。よろしく！」

はい次！って言って深澤さんが左隣の人をポンと叩く

「マーケティング部の阿部亮平です。よろしくね」

最後顔傾けた...。あざとい。

「広報の渡辺翔太です。よろしく。」

肌綺麗だなぁ。

そして最後が

「営業の佐久間大介です。どうぞよろしく」

まっすぐ目を合わせられて今度は目を逸らすことができなかった。

佐久間さん、か、、、。