第8話 マイクラ街 ページ10
「酒場は少々暴れる方がいるのでね、蝶滑さんとか男性の方が一緒の方がいいですね。」
「そんな中で一緒にお酒呑んでる女の人がいますけどね〜。」
そう話す把雪と花宮は、苦笑いをしていた。
「酒場が始まるまで時間もありますし、街を案内して差し上げては？」
「ああ、そうですねっ。そうします。」
蝶滑とAは珈琲を飲み終わり、席を立つ。
「ありがとうございました、把雪さん花宮さん。」
「ありがとうございました。」
「いいえ〜。また来てくださいね〜。」
「いつでもご相談くださいっ。またのご来店をお待ちしております。」
把雪と花宮に見送られて、蝶滑とAは喫茶店を出た。
「･･･優しい方々でしたね。」
「ええ。喫茶店は穏やかな雰囲気に包まれているので、お年寄りの方がよく行きますね。」
蝶滑はそう話しながら、次に行く場所を考える。
「この街には、他にどんなものがあるのですか？」
「そうですね･･･役所と喫茶店は行きましたし･･･。
後は本屋、農場・牧場、運搬屋、雑貨屋、鍛冶屋、レストラン、病院･･･ですね。
必要な店はある程度揃っていますが、教育機関はありませんね。
他にあるとすれば、街の住人の住居ぐらいですね。」
「･･･宿屋は、ないですか･･･？」
「あー･･･残念ながら･･･。」
「･･･どうしましょう･･･宿を取ってなかった･･･。」
Aは困った様に、考え始める。
「今から隣町･･･は遠いですもんね。」
「ええ･･･。野宿でもいいかな･･･。」
「の、野宿！？女性にそんなことさせられませんよ！？」
Aの呟きに、蝶滑が驚いてそう言う。
「や、宿がない時にはそうしてましたよ･･･？」
「よ、よく無事でしたね！?」
「あれ？蝶滑？」
「ホントに女の子と歩いてるめう〜。」
道を歩いていると、二人の男に声をかけられた。
一人はマスクに赤い×印が書いてある男と、赤いベレー帽を被った男だった。
「独乱さん、押命さんっ。」
「知快が話してたのは本当だったのか。」
「初めまして〜。俺は押命って言うめう〜。よろしくめう〜。」
「よ、よろしくお願いします。」
押命に握手をされて、Aは驚きながらも挨拶をした。
「Aさんだっけ？何か困ってなかった？」
「あ･･･その、宿をとっていなくて･･･。」
「え、そうなのっ！？とってなかったら野宿しかないよ！？？」
「ええ、それで彼女が困ってるんです。」
Aの話を聞いて、独乱も押命も驚く。
「うーん･･･。」
「めう〜･･･。」
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眼目夢子(プロフ) - あんですよ〜さん» ありがとうございます・・・！これから注意しながら更新していきます！！ (2021年9月9日 20時) (
レス) id: adc36b28e6 (このIDを非表示/違反報告)
あんですよ〜 - 気にせず明るくいきましょ!!ついでに☆押しときます! (2021年9月9日 20時) (レス) id: 7e1bdb3c05 (このIDを非表示/違反報告)
眼目夢子(プロフ) - ぽんさん» 申し訳ありません、確認不足でした。急いで訂正致しました。ご報告ありがとうございます。 (2021年9月9日 18時) (レス) id: adc36b28e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眼目夢子 | 作成日時：2021年9月9日 17時
