第43話 帝独の判断 ページ45
「･･･貴女の覚悟は分かった。」
帝独は話を聞いて、口を開いた。
「貴女がやる気であれば、戦闘要員として加わって貰おう。」
「グルちゃん！？」
帝独の言葉に、浮下は驚いて立ち上がる。
「何だ？」
「戦闘慣れしとらんAちゃん入れたら駄目やろっ。
何で了承するん？普段ならせんやろ。」
「本人の意志と、本人の戦闘力を見ての判断だ。
戦力にならないのであれば、すぐにでも情報収集に行って貰う。」
帝独に冷静にそう言われて、浮下はまだ納得はしていないがとりあえず座った。
「さて、怪物討伐に加わると言う事だが。
まぁ基礎知識については先程の説明で大丈夫だろう。
問題は訓練だ。
戦闘力を高めるには、身体を動かす事が大事になるが･･･。
我々の所に来るか、まぁ赤髪海賊団と行動するのがいいだろう。
とも氏。戦闘頻度はどれ位だ？」
「1週間に1、2回ですね。
てっとり早く強くなるなら、wrwrdさんの方が確実だと思います。」
「では、此方の国へ･･･」
バンッ！！
「ちょっとちょっとグルッペンさん！！」
「勧誘ですよそれ！」
「ピピーッ！！」
レストランのドアを開けて入って来たのは、PKST団と龍飛と羅悪だった。
「ム。気づかれてしまったか。」
「インカム付けといてるんですから聞こえてますよ！！」
「あーあ。やっぱこうなるんやな･･･。」
常夜にツッコまれている帝独の横で、太山は溜め息混じりに呟いた。
「しかし考えてくれぺいんと氏。
我々よりも訓練に力を入れている所はあるか？設備的にも人的にも。」
「ウッ。」
帝独の話に、常夜は何も言えなくなる。
「た、確かにwrwrdさん達の所技術すすんでるんだよなぁ〜･･･！！」
「あの。資源とか結構溜まって来てるので、しばらく街に人を入れなくてもいいのでは？
その間に、この街でAさんは訓練をすれば移動もせずに済むかと･･･。」
「ぽまえ天才。」
「いえ〜い。」
提案を褒められた龍飛は、羅悪にピースをして見せる。
「移動の手間が減るのは良いな。そうしよう。
A氏は何か申し立てはあるかね？」
「い、いえ。特には。」
「では、街はしばらくの間休業！ウィザー捜索、討伐に向けての準備期間に入る！！」
帝独は張り切りながら、立ち上がってそう宣言した。
「A氏に稽古をつけるのは誰にするか･･･ワクワク、ワクワクッ。」
「俺！！」
「ゾムおまっ、手加減する気ないやろ！！」
・・・どうやら、まだまだ始まったばかりのようです。
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眼目夢子(プロフ) - あんですよ〜さん» ありがとうございます・・・！これから注意しながら更新していきます！！ (2021年9月9日 20時) (
レス) id: adc36b28e6 (このIDを非表示/違反報告)
あんですよ〜 - 気にせず明るくいきましょ!!ついでに☆押しときます! (2021年9月9日 20時) (レス) id: 7e1bdb3c05 (このIDを非表示/違反報告)
眼目夢子(プロフ) - ぽんさん» 申し訳ありません、確認不足でした。急いで訂正致しました。ご報告ありがとうございます。 (2021年9月9日 18時) (レス) id: adc36b28e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眼目夢子 | 作成日時：2021年9月9日 17時
