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第26話 赤髪海賊団 ページ28

帝独の提案により、騎羅と手合わせをする事になったA。
公園に行くと、昨日集まっていた街の住民がまた集まっていた。
「・・・あの・・・騎羅さん、強い方なんですか・・・?皆さん集まって・・・。」
「そうですね。彼女は私達とは別所属の所の戦闘員の方です。
 その方と手合わせなので、皆さん集まったようです。」
Aが訊ねると、蝶滑は親切に教えた。
「・・・皆さん、この短時間でどうやって手合わせの事を・・・。」
「実は、超小型通信機を皆さん着けているんです。
 なので皆さん、Aさんの事情等は了承済です。」
蝶滑はそう説明をしながら、自分の片耳を指差した。
確かに蝶滑の耳には、注意して見ないと気づかない通信機が着いていた。

「ん、来た。」
騎羅は素振りしていた手を止めて、Aの方を向いた。
「あの・・・私、本当に訓練等はしていなくて・・・。」
「話は聞いた。
 でもグルッペンが言うなら、ソーラやちゃみんちゃんよりは戦えるって事だから。」

「こーら!グルッペン"さん"でしょ!クミ!」
「うっ」
赤稀が騎羅の頭に片腕を置いて、そのまま下げさせる。
「"とも"のくせに・・・!」
「グルッペンさん達にはちゃんと敬語とか使いなさいって言ってるでしょ!?
 すみません、グルッペンさん・・・。」
赤稀はAの後ろ側にいた帝独に、苦笑いをしながら頭を下げる。
「否、構わない。
 此方こそ、勝手にクミ氏との手合わせを決めて申し訳ない。」
「大丈夫ですよ!クミも最近戦えてないから、身体が鈍りそうでしたし!」

「・・・あの・・・赤稀さん?と騎羅さんは、帝独さん達と別の組織なんですか・・・?」
Aに訊かれて、赤稀は騎羅に腕を置くのを止める。
「ソーラさん!鳥氏!バステンさん!watoさん!ちゃみん!アイクさん!集合!」
赤稀がそう呼ぶと、花宮・与動・把雪・和伝・茶柑・黒笑が赤稀の元に来た。
「俺らは"赤髪海賊団"!〈アルコバリーノ〉って言う国を拠点にしている海賊団だよ!」
「あ、〈アルコバリーノ〉って・・・"国王がいない国"の・・・?」
「そうなの。国の人達がね、私達に重要な役割を任せてくれるのっ。」
「有り難いっすよね〜。」
花宮と和伝は、とても嬉しそうにAに話した。

「てかクミさん。木刀持つのはいいんですけど・・・
 その腰に帯びてる愛剣は置きましょうよ。」
与動が騎羅にそう言うが、騎羅は首を横に振る。
「それ抜いちゃ駄目だからね!?」
「ん。」
赤稀の注意に、騎羅は一度頷いた。

第27話 騎羅 対 脱下→←第25話 手合わせ



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眼目夢子(プロフ) - あんですよ〜さん» ありがとうございます・・・!これから注意しながら更新していきます!! (2021年9月9日 20時) (レス) id: adc36b28e6 (このIDを非表示/違反報告)
あんですよ〜 - 気にせず明るくいきましょ!!ついでに☆押しときます! (2021年9月9日 20時) (レス) id: 7e1bdb3c05 (このIDを非表示/違反報告)
眼目夢子(プロフ) - ぽんさん» 申し訳ありません、確認不足でした。急いで訂正致しました。ご報告ありがとうございます。 (2021年9月9日 18時) (レス) id: adc36b28e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:眼目夢子 | 作成日時:2021年9月9日 17時

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