第22話 戦争組織 ページ24
太山に言われた帝独が何を言うかと、Aは少し冷や汗が出る。
「教えてくれたお礼と、話に出てきた組織についての情報を頂く代わりに教えよう。」
「我々は戦争組織"wrwrd"のメンバーだ。」
「･･･戦争、組織･･･？」
Aは目を丸くして、帝独に聞き返す。
「おや、知らないかね？大分暴れたと思っていたが･･･。」
「･･･せ、戦争国〈ハウプトラ〉の中心組織･･･。」
「知っていたか！それは良かった！説明の手間が省ける。」
「な･･･何故、このような平和な所へ･･･？」
「貴女が追う"ウィザー"等を追って、此処に辿り着いただけだ。」
帝独の話を聞いて、Aは「信じられない」という顔をしている。
「旅をしていて、行った事はあるかね？
今は我々がここにいる為、定期連絡でのみ状況が分かるが。」
「行っては、ないですね･･･。
ただ、総統や幹部がいなくなったという噂を聞いています･･･。」
「ふむ。その情報は危ういな。
"トントン"、後で連絡しておいてくれ。」
「え、そんな簡単に名前バラすの？お前。」
「A氏は何処にもバラさないさ。信用出来る。」
帝独と太山の話を聞いて、Aは何故帝独に信用されているか疑問に思う。
「情報屋の話に、"ウィザー"について聞いてくる女がいると聞いた事があった。
恐らくソレは貴女の事だろう。
プロ相手に口を割らないと聞いたゾ。
情報屋並には信用出来る。」
「へいへい。後で連絡するとして･･･どうするん？名前ちゃんと教えるん？」
「教える！私は、総統のグルッペン・フューラーだ。」
「えー、書記長トントンです。」
「外交官のオスマンめう〜。」
「オスマンの護衛のひとらんらんだ。」
「軍医長しんぺい神でーす。」
「諜報部隊隊長の兄さんだ。」
「潜入部隊隊長うつくんだよ〜。」
「･･･副隊長のショッピっす。」
「暗殺部隊隊長ゾム！」
「近接第1部隊隊長コネシマや！」
「副隊長チーノです！」
「近接第2部隊隊長シャオロン様やでー！」
「遠距離部隊隊長、ロボロでーす。」
「資料管理長、エーミールと申します。」
「･･･き･･･聞いた事ある、名前が･･･。」
Aは若干目眩を起こしながら、自分の記憶を辿る。
「Aさん、何処まで知っとるん？
俺らの名前は何処かしらの組織にでも入らないと知らない筈やで？」
「･･･。」
「あれ？Aちゃーん？」
「･･･ナニモシリマセン。」
「こちょこちょ攻撃めう〜！」
「！っふふっ･･･！やめっ･･･！！」
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眼目夢子(プロフ) - あんですよ〜さん» ありがとうございます・・・！これから注意しながら更新していきます！！ (2021年9月9日 20時) (
レス) id: adc36b28e6 (このIDを非表示/違反報告)
あんですよ〜 - 気にせず明るくいきましょ!!ついでに☆押しときます! (2021年9月9日 20時) (レス) id: 7e1bdb3c05 (このIDを非表示/違反報告)
眼目夢子(プロフ) - ぽんさん» 申し訳ありません、確認不足でした。急いで訂正致しました。ご報告ありがとうございます。 (2021年9月9日 18時) (レス) id: adc36b28e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眼目夢子 | 作成日時：2021年9月9日 17時
