第16話 情報処理と防衛大臣 ページ18
夕方になり、街の住人以外とA以外は街の外へと行ってしまった。
運搬屋は酒場へと変わり、街の住民全員が酒場に集まった。
「Aさん。ついて来て頂いても宜しいですか？」
女子だけで話していた所に、蝶滑がAの元へ来た。
「は、はい。」
「ありがとうございます。では、此方へ。」
蝶滑に連れられて、Aは席を立ちカウンター側へ歩く。
「あのっ、聞きそびれていたのですが、この集まりは一体･･･？
それに、私まだ宿をとれてないですっ･･･。」
「あ･･･すみません。街の案内だけで、何も説明をしていませんでしたね。
この集まりはAさんにも関係があります。
宿についても、既に対策しています。」
Aは蝶滑の話に少し不安を覚えながらも、蝶滑の後をついて行く。
「お連れしましたよ、"帝独さん"。」
「おお！貴女がAという者か！」
蝶滑が声をかけたのは、片目が隠れた金髪の男だった。
彼から放たれる何処か威圧的な雰囲気に、Aは少し気圧される。
「えと･･･。」
「この方は、この街の防衛大臣の帝独さんです。
街のまとめ役もしています。」
「！す、すみません。挨拶が遅れてしまいました･･･Aと言います。」
「いやいや。貴女が来た事によって、少々面白い事が起こりそうなのだ。
そんなにかしこまらないでいいゾ。」
帝独の笑みから嘘ではない事を感じ、Aは安心する。
「準備の間に、残りの何人かと挨拶はしたようだし･･･。
残りは"コイツ"ぐらいだろう。」
そう言い帝独は、自分の背後に目を向ける。
「仇琉ちゃあん･･･もう逃げんから許してやぁ･･･。」
帝独の後ろ側には、縄でグルグル巻きにされている男がいた。
眼鏡をかけて、涙目で帝独を見ている。
「貴様が書類整理を怠ったせいだろう。自業自得だ。」
「もう充分反省したんで！！真面目に取り組むんで！！」
「ハァ･･･。太山、解いてやれ。」
「へーい。」
眼鏡の男の近くに立っていた太山が、仕方なさそうに縄を解く。
「いやー。このまま話が始まるかと思ったわ。
お嬢さん、ありがとうございます。
俺は浮下と言います、是非仲良くしましょう。」
眼鏡の男は浮下と名乗り、Aに軽く頭を下げて挨拶をした。
「・・・よろしく、お願いします。」
浮下に挨拶を返したAは、何処か驚いたような、哀しい様な表情をしていた。
「･･･さて、貴女は何故この集合にいるのか分かるかね？」
「い、いえ･･･。」
「では教えよう！！」
第17話 集合の理由→←第15話 マイクラ街�─‥弘�以外の住人
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眼目夢子(プロフ) - あんですよ〜さん» ありがとうございます・・・！これから注意しながら更新していきます！！ (2021年9月9日 20時) (
レス) id: adc36b28e6 (このIDを非表示/違反報告)
あんですよ〜 - 気にせず明るくいきましょ!!ついでに☆押しときます! (2021年9月9日 20時) (レス) id: 7e1bdb3c05 (このIDを非表示/違反報告)
眼目夢子(プロフ) - ぽんさん» 申し訳ありません、確認不足でした。急いで訂正致しました。ご報告ありがとうございます。 (2021年9月9日 18時) (レス) id: adc36b28e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眼目夢子 | 作成日時：2021年9月9日 17時
