第10話 マイクラ街�� 雑貨屋さんと鍛冶屋さん ページ12
「古書から新書まであるから、暇なら見に来てね。」
「待ってますよ〜。」
「あ、ありがとうございます。」
「さっ、次は雑貨屋に行くめう〜。」
「それでは、また。」
「豈和さん、また夜にね。」
また押命を先頭に、蝶滑たちは別の店へと入る。
「「いらっしゃいませー！！」」
「うるさっ！いらっしゃいませー。」
「天音さん、常夜さん、龍飛さん、こんにちは。」
次に入ったのは雑貨屋だった。
中には元気な男二人と、声の大きさに顔をしかめた男がいた。
顔に「天」と書かれた布を着けた小さい男と、右目を髪で隠した男と、蝶ネクタイを着けている男だった。
「お、蝶滑さん！どうしたん？」
「あれ？女の人？」
「マジだ。男三人に連れて行かれてるみたいになってません？」
「案内してるめう。
布を着けてるのが天音で、片目を隠してるのが常夜さん、蝶ネクタイをしてるのが龍飛さんめう。」
「よ、よろしくお願いします。」
「「よろしく！」」
「よろでーす。」
天音と常夜の声の大きさで、若干龍飛の声が小さく感じる。
「旅人さんだよね？
此処は雑貨屋だから、ランタンとかなら売ってるからいつでも来てね！」
「蝶滑さん。"アイツ"また抜け出したみたいやから一応見つけたら声かけといて。」
「えーと･･･この商品は･･･。」
「よーしっ、次めう！」
押命たちが雑貨屋を出ると、カーンカーンと金属を叩く音が聞こえてくる。
「？この音は･･･？」
「ああ、鍛冶屋だね。」
「鍛冶屋･･･。」
「おーい！薄影さーんっ！」
「ん？何や、蝶滑と押命と独乱か。」
鍛冶屋は作業場がメインになっていて、壁もなく作業場の全体が見えている。
熱されて赤く燃えた鉄を打っていたのは、オーバーオールを着た男だった。
「コイツは薄影。此処の鍛冶屋の奴だよ。」
「何や？何で三人して女を連れとるん？」
「この子はAちゃんめう！旅してるめう。」
「ふーん。女で一人旅って大変そうやな。」
「い、いえ･･･。」
「金属製で良ければ、杖ぐらい作ってやるわ。」
「あ、ありがとうございます。」
薄影は汗を拭いながら、大して興味もないようにそうAに言った。
「独乱、牧場の方いいん？」
「ああ。一段落したから押命と歩いてたんだよ。
そしたら蝶滑さんとAさんと出会ってね。」
「今日は卵取れたん？」
「ああ。」
「そう言えば押命さんと独乱さんのお仕事は･･･。」
「俺は牧場やってるんだ。」
「俺は画家めう〜。」
「聞いてなかったんや･･･。」
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眼目夢子(プロフ) - あんですよ〜さん» ありがとうございます・・・！これから注意しながら更新していきます！！ (2021年9月9日 20時) (
レス) id: adc36b28e6 (このIDを非表示/違反報告)
あんですよ〜 - 気にせず明るくいきましょ!!ついでに☆押しときます! (2021年9月9日 20時) (レス) id: 7e1bdb3c05 (このIDを非表示/違反報告)
眼目夢子(プロフ) - ぽんさん» 申し訳ありません、確認不足でした。急いで訂正致しました。ご報告ありがとうございます。 (2021年9月9日 18時) (レス) id: adc36b28e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眼目夢子 | 作成日時：2021年9月9日 17時
