第9話 マイクラ街�◆）棆阿気� ページ11
「あ、それなら女の子がいる店に行ってみたら？」
「言い方が･･･。」
「や、そういう事じゃなくてね？
喫茶店か農場か、運搬屋に行ってみたら？
もう一つ候補はあるけど、住宅に直接だし･･･。」
「あ、その手が･･･。」
独乱に言われて、蝶滑は何かを思い出した。
「ただ、"あの方"が興味の湧きそうな話がありまして･･･。」
「何の話めう？」
蝶滑は独乱と押命に、耳打ちをする。
「･･･なるほどな･･･。」
「面白いこと知ってる子めう〜。」
蝶滑から何を聞いたのか、独乱と押命はAを興味津々で見ている。
「？あの･･･。」
「確かに喜びそうだけど、寝させてあげたいよね。旅して来てるみたいだし。」
「でも、俺もっとAちゃんとお話したいめう〜。」
押命はAの手を握ったまま、しょんぼりとして話す。
「まあ昼間だし、宿についても何とかなると思うよ。
此処の街の人はいい人が多いから。」
「(多い･･･？悪い人もいる･･･？)」
独乱の言葉にAは少し引っかかったが、考えるだけでやめておいた。
「Aちゃん、喫茶店は行っためう〜？」
「つ、ついさっき･･･。」
「じゃあお昼は一緒にレストランに行くめう！
あそこの料理はほっぺが落ちちゃうめう〜！」
「ぜ、ぜひ･･･。あっ、蝶滑さん、珈琲代っ･･･！」
Aは「しまった」と言う顔で、蝶滑に話しかける。
「ああ、要りませんよ。
私が把雪さんと話し込んでしまっていたので、そのお詫びです。」
「で、でも･･･。」
「蝶滑が奢るって言ってるから、奢らせてあげて。」
「そうめう。Aちゃん、旅してるんでしょ？
節約出来ると思って奢ってもらうめうっ。
ついでに俺らも奢ってもらうめう〜っ。」
「えっ！？や、いいんですけどね･･･？」
「さっ！昼食の予定も決まったし、お店案内するめう〜。」
「わっ･･･！」
押命に手を引かれて、Aは蝶滑たちと共に近くの店へと入った。
「豈和さーんっ。」
「ん？押命。独乱に蝶滑まで。」
「あれ？そちらの方は･･･？」
押命に連れられて入った店は、本屋だった。
そこには紫のマフラーを巻いた眼鏡の男と、銀髪の男がいた。
「この人は旅人のAさん。初めてこの街に来たから案内してるんだ。」
「なるほど。初めまして、俺は豈和と言います。此処の店長です。」
「俺は副店長の玄野です。よろしくお願いします。」
「Aと言います、よろしくお願いします･･･。」
本屋の二人に挨拶をされ、Aも挨拶をした。
第10話 マイクラ街�� 雑貨屋さんと鍛冶屋さん→←第8話 マイクラ街
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眼目夢子(プロフ) - あんですよ〜さん» ありがとうございます・・・！これから注意しながら更新していきます！！ (2021年9月9日 20時) (
レス) id: adc36b28e6 (このIDを非表示/違反報告)
あんですよ〜 - 気にせず明るくいきましょ!!ついでに☆押しときます! (2021年9月9日 20時) (レス) id: 7e1bdb3c05 (このIDを非表示/違反報告)
眼目夢子(プロフ) - ぽんさん» 申し訳ありません、確認不足でした。急いで訂正致しました。ご報告ありがとうございます。 (2021年9月9日 18時) (レス) id: adc36b28e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眼目夢子 | 作成日時：2021年9月9日 17時
